【問】「動機」と「目的」の違いがよくわかりません

【問】「動機」と「目的」の違いがよくわかりません
稽古の時に「目的」を明確にした方がいいと聞きました。稽古を始めたときの「動機」と「目的」は違うものでしょうか。
【答】「動機」は考えなくてよい。「目的」は言葉にするかどうかで無い人はいません
犯罪のニュースなどでは犯人の「動機」と言う言葉をよく聞きます。稽古の時に話している「動機」ははじめた「きっかけ」です。
なんとなくやってみたいから始める人もいれば、プロになりたいという人もいるかもしれません。何れにしても適当にかけた電話が申込みだったと言うことは無く。きっかけはいろいろあっても小鼓の稽古をする意思を持って申込みをしたはずです。
それを人によっては「動機」とか「目的」といったりします。稽古を始める前のことはあまりハッキリした「動機」「目的」でないことも多いので雑談程度に思っていれば良いです。
実際に稽古を始めてからは「動機」という単語よりは「目的」を明確にした方が稽古はやりやすいです。走るということも「気分転換」なのか「マラソンの試合で優勝する」のか「ダイエット」なのか目的次第でやり方が変わってくるものです。
「目的」は「理由」といってもいいかもしれません。「稽古をする目的」「稽古をする理由」同じ事です。
実際に、「短い曲を軽く打って楽しみたい」と思っているのに「プロになるため」の課題があったら苦痛でしかありません。
逆に本気で「プロになりたい」と思っているのにワークショップ程度の課題が何年も続いたらこれも苦痛です。そうした行き違いが無い程度には「目的」は明確にしておいた方が能楽生活を楽しむことが出来ます。
また小虫学校でしたら先生が見極めてくれることもあるかもしれませんが、大人になってからは自分の意思で決めることも大切です。
「動機」「目的」「理由」など話している場合によって意味が変わることもあるかもしれません。こうした言葉の意味は小説をよんだり、年代の違う方と話す場合などで「語感」を身につけていきましょう。
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