古事記 完読会 7週目
7①伊湏気余理比売の立后
②当芸志美々命の変
③綏靖天皇
④安寧天皇
⑤懿徳天皇
⑥孝昭天皇
古事記は全体に格式とか品格を感じることは少ない。ここもどちらかといえば下世話で下品な表現が続く。人をものとして見る権力者の価値観が綴られる。日本最古の資料という点は高く評価されるものだが表現は下品なものだ。
略奪ではないという人がいるがよく解釈すればいくらでも神格化できるが書いてあるそのままをそのまま読めばワクワク楽しいものではない。どちらかといえば侵略される立場になって読む人の増えることを祈ります。
欠史八代と言われる天皇は神武天皇にくらべるとかなり短め、様々な政権争いなのか平和で大きな災害がなかったのか。いつの日か明らかになってくるのだろう。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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