陰謀論とベストセラー
陰謀論とベストセラー
日本航空123便
シンポジウム
「 第二回 航空機事故と災害派遣 ~ JAL123便墜落事故から40年 現場からの証言 」
現場の撮影をした方、現場に関わった元自衛隊の方々、パイロットなど9名のパネリストのお話を聞く。
陰謀論の本が10万部のベストセラー
新聞や雑誌の切り取った部分を「証言」とされていたり
まだできていない船が発砲したなど「証言」したとされるご本人たちが「面識もない、取材も受けたことがない」
昨今、再現ドラマがドキュメンタリー映画になっていたり、創作がノンフィクションになっていたり何が本当なのか情報の選別が必要です。
現場の処理にあたった元自衛官の最後の挨拶が印象的でした。
入隊するときに「服務の宣誓」をした。両親に「死ぬこともあるかもしれない」と手紙を書いた。7人のうち2人がそうしたそうです。
日本のためになるよう体を鍛えて日々任務にあたっていた。40年経って航空機墜落の実行犯という陰謀論を信じる人がいることが残念だと語っていました。
それにしても出版に関して関わる人はたくさんいたと思います。内容をノンフィクションにすることを誰も疑問に思わなださかったのでしょうか?
———
服務の宣誓
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもって専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
(自衛隊法施行規則第39条)
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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