奈良時代はヒョウ柄好き?
奈良時代はヒョウ柄好き?
朝活は『続日本紀』元正天皇、『日本書紀』天武天皇、『聖書』エゼキエル書
元正天皇は独身で即位した女帝です。現在の皇室問題を語る方は六国史は読んで意見を言って欲しいものです。
昨日、皇室問題を語っているブログが流れてきました。
チラッと読んだら「ほんとのことはネットでもYouTubeでも調べることができる」
情報が本当かどうか見分けるためには心を落ち着けて心の目で判断しましょうという内容でした。
個人的には全く真逆、、
ネット情報のほとんどはエンタメと割り切ってます。
⭕️「原典読む」のが「出典」を知る1番の近道です。
元情報を知るきっかけにはなりますが、そのまま人に伝えたり本に書いたりはできないかな。
そんな元正天皇の御代に虎や豹の毛皮が流行っていた記述を見つけました。
東京より大阪方面の方がアニマル柄を着ている人が多いように感じます。
これも奈良時代からの名残でしょうか。
心を落ち着けて心の目で見てみるかな😃
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霊亀元年(715)九月一日次のように詔した。
皇親の二世は五位のものに准じ、三世以下は六位のものに准ぜよ。
文武百官の六位以下の者が、日常に虎・豹・羆(ひぐま)の皮や、金・銀を用いて鞍の用具や、横刀の帯の端を飾ることを禁止する。ただし朝廷に会集する日に使用することは許す。婦女子が父や夫の蔭(父や祖父が五位以上の高位にある場合の特典)によって着用することは許す。
すべて横刀の柄は、絹糸を巻いて造るようにし、素木を用いた脆いものであってはならない。
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※画像はAIで生成しました。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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