人が欲しいもの
今日は100日チャレンジ50日目!
中間報告シェア会も盛り上がりました。
継続できる仲間と健康に感謝です。
朝活は『続日本紀』称徳天皇、『日本書紀』成務天皇、『聖書』ガラテヤ
『日本書紀』は完読会合わせると10回以上通読してますが他の国史はそれほど興味はありませんでした。まずはひと通り入手してたまに開きつつ準備して半年くらいしてやっと読み始めました。
読み始めてみると『続日本紀』はページを開くたびに知らないことが満載で面白い!次の『日本後紀』も楽しみです。
読んでいて思うのは昔も今も問題になるところが同じ、政治にしても国内の問題にしても同じような問題が繰り返される。
国民が欲しいものはまず「食べ物」
衣食住、納税できる能力
大臣が欲しいもの
財産、権力、それを手に入れるための地位
移動、通信
天皇が欲しいもの
後継者、影響力、優秀な人材、すべてを実現するための徳
国が必要とするもの
納税システム、国民管理システム、国土、兵器、軍隊、他
ざっくりですが必要なものがそれぞれ違う。
いまは一般国民がかつての大臣のようになりました。
移動、通信ができるようになっている。行きたいところにいけるのはいいことです。
そんなことを思っていたら「日本のことをもっと知りたい」と思い始めました。
まずはオンラインサロンを「奥宮」から「日本のこと知り隊」に改名しました。
きっかけは本日読んだ『続日本紀』です。
称徳天皇(=孝謙天皇)の御代の出来事です。
興福寺の僧侶 基真は子どもにスパイ活動をさせ人の弱みを集めました。仏像の前に丸い石を置いて仏舎利が出現したなど詐欺的な作り話で人を騙して暴利を貪るようになった。
さらに天皇から物部姓を賜り批判する人には制裁をくわえやりたい放題。
称徳天皇に取り入っていた道鏡(天皇になろうとして失敗した僧侶)はこの基真を利用して悪巧みをしている。
こういう悪い輩は一掃されてクリーンな政治になるかといえばそうはならない。
なんと無しに悪の政権交代とも思えるように次の主役が現れる。人間社会の性なのか日本の体質なのか。ここをよく考察したい、もっと知りたいという方々とつながれれば嬉しいですね。解釈よりも出典を知りたい隊員募集中^^
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『続日本紀』称徳天皇 神護景雲二年
十二月四日 これより先、山階寺(興福寺)の僧 基真は心情が定まらず、好んでよこしまな道を学び、詐術をつかって、彼に仕える童子を呪縛し、人の秘事をあばいたり、それのみか毗沙門天の像を作って、密かに数粒の玉をその前に置き、仏舎利が出現したと称したりした(二年前、天平神護二年十月二十日、隅寺の毗沙門像から舎利が現われ奇瑞とされた)。
道鏡はこの基真を利用して世人の目をくらまし、自分の得ためでたいしるしにしようと思い、天皇に告げて天下に恩赦を行ない、官人たちに位階を賜わった。基真は物部浄志朝臣の姓を賜わり、法参議の官を頂き、随身の兵八人を与えられた。基真の怒りにふれた者は、卿大夫であろうと、天皇の定めた法をもはばかることなく制裁を加えた。
道行く人々もこれを恐れて、基真を避けることは、虎から逃げるかのようであった。しかしここに至って基真はその師の法臣円興をあなどりいたことから飛騨国にしりぞけられた。
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※画像はAIで生成しました。
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