古事記 完読会 15週目感想
15①皇后石之比売命
②八田若郎女
③速総別王と女鳥王
④雁の卵
⑤枯野という船
◆履中天皇
⑥后妃と皇子女
今週よむところは歌が多い。演劇台本のような印象がある。平家物語のような語り物のような印象。仁徳天皇の歌にも「そらみつ倭の国に」が登場。枯野の記述も『日本書紀』に比べるとメモ書き程度。ここのところ現在出版されている『古事記』の解説本を様々読んでみる。ほとんどが神武天皇の即位まで。天皇の御代を記載している本は一冊しかなかった。本居宣長『古事記伝』も天皇の御代までは記載されていない。『日本書紀』の天皇の御代を確認しないと神代は荒唐無稽なとんでも解釈になっても仕方がない。また特定の出版社が多いのも著者というよりは出版社の企画や方針が神代に偏っているのだろうと感じさせる。
しばらく後からは当初決めたその日に読む章が短くなるので少し加速しても良いかと思っている。
感想いただけると嬉しいです
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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