20240225 日本書紀 完読会 30週目
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仏教が本格的に広まってゆく。仏舎利も登場。この時の仏舎利はどんなものだったのだろうか。本物ではないと思うがどんないわれで信じただろう。どうもイメージ先行で古代のことは規模を小さく考えてしまう。今思うよりも船や移動距離など国際的な活動が多かったように思う。
そして最近英語版の日本書紀を比較して読んでいる。この辺りから歴史の教科書で聞いたことあるくらいの記憶が蘇ってくる。歴史の教科書は自分が学生の頃とだいぶ変わっている。あまり勉強していなかったので先入観がなくて助かる。
海外の日本書紀の表紙を見て思うと朝鮮半島と近畿地方の歴史を書いたのが『日本書紀』
この日本という単語で現代の日本国をイメージしてしまう。同じ日本でも大和朝廷の歴史なので全部を日本国とはならないだろう。
伎楽の伝らいが記される。白斑は大祓詞の白人を連想させる。この時に少年に習わせているところが面白い。
片岡の伝説。オーロラの伝説の記述。また味に関する例えなど記録としては読み物的な要素も加わり読みやすい部分。
実際の国境はどうであれ現在の日本地図よりも米国の日本書紀の表紙をイメージした方が日本書紀はわかりやすいと感じた。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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