鉄道のひみつ
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朝活読書 vol.113 2011年1月5日配信
『鉄道のひみつ』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #113
「バネ?」
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◆〈2〉今日の一冊
『鉄道のひみつ』
「超」図説講義
川辺謙一 著
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著者 川辺謙一さんは1970年生まれ。
化学メーカー勤務後、フリーランスの
ライター、イラストレーターとして
活動しています。
200年以上も同じ仕組みで走り続けている
鉄道の疑問をわかりやすいイラストで
解説した一冊です。
電車のレールの下に
石が敷いてある4つの理由
銀色の電車が増えた理由
驚くべき記載は鉄道による近代化が
日本の暦を変えてしまったことです。
この本の中で
一番印象に残ったことは
現在使われている新暦採用の理由が
鉄道にあったという記事です。
明治5年12月3日=明治6年1月1日
この日から現在使っている
グレゴリオ歴が日本に採用されています。
それまでは不定時法で季節により
時刻が変わるという時間の決め方でした。
鉄道技師は外国人が多く
不定時法ではダイヤが作成できないこと
そして欧米からの施設や車両の輸入に
双方の時間をすり合わせる計算が
非常に複雑だったことが
新暦導入のきっかけになったと
著者は語っています。
東京―横浜間が開通した2か月後に
時刻法が改正されたという記事も
興味深いものが有ります。
日本の文化を根底から変えてしまった
鉄道のふしぎの数々。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
鉄道ファンといわれる友人が
何人かいました。
何人か思い出してみると
一人は
現在動いている電車に
全部のってみたい人
一人は
電車のナンバーを
記録するのが好きな人
一人は
時刻表を全部覚えている
ほどダイヤ好きの人
一人は
山手線の写真を撮ることが
好きな人
まだまだいます。
いままで彼らの事は
「電車マニア」とに一括り
していたのですが、
同じ物が好きな人って少ないですね。
人の趣味とか話というのは
「それって○○ですね」
なんて簡単に要約してしまう事が
ありますが実に繊細なものですね。
時刻を画一化してしまった鉄道が
画一化できない趣味を生み出している
というのは面白いですね。
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