薬物依存の脳内メカニズム
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朝活読書 vol.116 2011年1月8日配信
『薬物依存の脳内メカニズム』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #116
「やりますか?」
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◆〈2〉今日の一冊
『薬物依存の脳内メカニズム』
脳はどのように変わってしまうのか!
和田 清 監修
講談社
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覚せい剤や大麻の他にも
脳に障害を起こす薬物は存在します。
依存性のある薬物を一度でも
使用すると脳にどういう変化が有るか
詳しく解説されています。
容量など少々知識を持てば
市販薬でも恐ろしい依存性薬物の
代用になります。
一見、健康そうに見える
中毒者も多いそうです。
薬物を購入する資金が足りず
日中は非常にまじめに勤務している
薬物使用者も多いそうです。
「なんであの人が」という
パターンです。
「乱用」とは大量に使用している
状態ではなく社会的に乱れた使用法を
指しています。一度でも使用すると
乱用という事になります。
薬物依存は
精神依存であり
脳の報酬系に障害が残り
完治が難しいと言われています。
薬物依存の実態を
知っておくのは現代の
護身術かもしれません。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
近ごろ電車に乗ると
一見キャリアウーマンといった感じの
方がゲームを取り出して一心不乱に
ボタンを連打している姿を目にします。
ゲームの依存性も強く指摘されています。
「気の持ちよう」ではなく
脳の障害という病気です。
無責任なアドバイスや
「言っても聞かない」のは
当たり前で早めに専門家に
相談することが必要になります。
身体症状が出たり経済的に困らない限り
本人には問題意識がないと言われています。
家族で解決しようとしたり
「気の持ちよう」「そんなことでどうする」
「しっかりしろ」「自分をみろ」
などの無責任で自己満足的な
アドバイスで取り返しのつかないところまで
追いつめてしまう事も多いそうです。
アルコールも合法ですが同じ
症状だそうです。
やなことが有ったときの飲酒は
やな記憶を定着するのを助長します。
お酒は楽しいときのみにするとか、
やなことがあったときには、
お茶かコーヒーに依存するように
日頃から自分を方向づけておくのも
いい予防だと思います。
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