三十三天の悠久の時間 8月24日とかち帯広薪能のサイトが公開になりました。 本年は「舎利(しゃり)」 アンパンマンとバイキンマンのような物語です。 出雲国、美保のお坊さんが京都に向かいます。 泉湧寺に向かい十六羅漢、仏舎利を参拝します。釈迦や仏舎利の謂れが語られます。 そうしていると天気が変わり雷が鳴り始め足疾鬼(そく...
森澤勇司の記事一覧( 12 )
「できる」と「わかる」 今日は「難しい」ってあるの? という疑問が湧いたので 「難しい」をお題にしてみました。 能をしていると話すとお約束のように「難しそうですね〜」と言われる事があります。 難しいという言葉は幼少の時から馴染みのある言葉です。 「森澤」というと「”さわ”は難しい方ですか?」とかなりの確率で聞かれます。...
昨日、ニュースを見ていたら2500年前の中国皇帝のベッドが復元された画像がありました。能「邯鄲(かんたん)」に登場する皇帝のベッドと意外にも形がそっくりです。能の作者はどこから情報を得ていたのか不思議です。 そんなことがあったので本日は夢からのメッセージを受けとった青年の物語をお題にすることにしました。 ...
「言霊」と「言挙げ」 今朝は『万葉集』の話題を聞いたので万葉集をパラパラ、、 そして目に止まった「言霊」と「言挙げ」をお題にすることにしました。 『万葉集』に柿本人麻呂のふたつの歌が並んでいます。 ーーーーーーーーーー 「葦原の 瑞穂の国は 神ながら ⭕️言挙げせぬ国 しかれども +...
日本人は感情を表現しないと当たり前のように言われます。 能の台本ではセリフの冒頭に「悲しい」「嬉しい」がはじめに来ることが結構多いです。そんな一つの例として6月15日に上演される「羽衣」を例に宇宙人と地球人の交渉を深掘りしてみようと思います。 まず、漁師が登場、この日は凪で三保の松原に戻ってきます。 空から音楽が聞こえ...
牛の頭に人の体 『聖書』を読んでいると一神教といいながら複数の神が登場する。 本日は「レビ記」アザゼル、モレク神、これらについては諸説あるので各自の信じるところに任せるとして、、 一説によると頭が牛で人の体のように描かれる事が多いようです。 日本の中でも同型の⭕️牛頭天王が祀られている神社も...
7月12日インターネットは完売!! 嬉しいことに高校の同窓生から「舞台に行くよ〜」と連絡をもらいました。 7月12日の国立能楽堂は「一角仙人(いっかくせんにん)」に出演します。 能楽堂は歌舞伎座とは違い同じ場所でも主催者がいつも違います。上演も一回が基本です。 色々な公演はありますが、初めての方には国立能楽堂の主催公演...
本日は国立能楽堂にて能「第六天」を勤めます。 あまり上演されない能で笛、小鼓、大鼓は初演、太鼓は2回目という組合せでの演能です。 短い曲ながら音楽的にも変化があって面白い曲です。 そんな日の朝活では『日本書紀』天照大神の誕生の場面でした。 「第六天」の台本にも語られているところです。 平安時代から江戸時代、戦前の教科書...