日本の文化を伝えたいものだが、、、 日本の文化を大切にしたい。子ども達にも伝えたい、、、。神事も大切にしていきたい。そんな自国の文化を大切にしたいという思いは強くあるものの、「能・狂言だけはよくわからない」そんな事思ったことはありませんか? 横浜能楽堂の講座に参加した そんな日本の文化を伝えたいが能狂言はわからないとい...
森澤勇司の記事一覧( 18 )
【問】「要約」と「具体化」の区別がつきません。 曲の「あらすじ」を要約するというのはわかるのですが、「風情」「雰囲気」を具体化するという意味がよくわかりません。 【答】「見えないもの」と「見えるもの」の違いです。 「要約」は曲の「あらすじ」など長いものを短くする事です。もちろん意味がわかるように短くする意味です。ニュー...
【問】小鼓の稽古で必ず得られるものはなんですか 小鼓の稽古を続けて得られるものは人それぞれだと思いますが、これだけは必ず全員が体得できる物があれば教えてください。 【答】「時間感覚」と「肯定形の言葉」を使うことが体得できます。 能楽の小鼓の特徴は、ビートを刻まない演奏方法にあります。簡単に言えば鳴らさない部分が多いので...
【問】ゆっくり手を動かすにはどうすればよいでしょうか? ゆっくりした曲でもどうしてもサッと手が下りてしまいます。そのあと間が保てなくなり早くなってしまいます。ゆったりと手を動かすにはどうすれば良いでしょうか。 【答】言葉、動き、気分の3つの要素が必要です。 さてゆっくりしたものはあらが出やすく、スローモーションのように...
【問】「風情」を表現するにはどうすれば良いでしょうか 曲の風情を表現したいと思っています。情感のあふれる小鼓を打つにはどうすれば良いでしょうか。 【答】基本の型をより稽古しましょう。 結論からいうと基本の型をより一層稽古しましょう。そして謡の稽古の割合を増やしましょう。このブログで具体例ではなく包括したご案内になります...
【問】「動機」と「目的」の違いがよくわかりません 稽古の時に「目的」を明確にした方がいいと聞きました。稽古を始めたときの「動機」と「目的」は違うものでしょうか。 【答】「動機」は考えなくてよい。「目的」は言葉にするかどうかで無い人はいません 犯罪のニュースなどでは犯人の「動機」と言う言葉をよく聞きます。稽古の時に話して...
注意してはいけない? 「風姿花伝」に「年来稽古条々」という七歳から五十歳に至るまでの各年代での稽古方法が綴られた章があります。そのなかの一番始め七歳「こころのままにせさすべし」のみについて考えてみたいと思います。 人によっては勝手にさせておくという読み方もあるようです。これは能楽の家のお話ではあります。一般家庭だったら...
人生に意味はあるのか? 『夜と霧』の著者として、また実存分析を創始した精神医学者として知られるヴィクトール・フランクルさんの公演を記した一冊です。『夜と霧』はあまりにも有名な一冊です。この「それでも人生にイエスと言う」は体験的な部分よりも思想的な部分が多く語られている一冊です。 人生に意味や目的を求める人は多いと思いま...