森澤勇司の記事一覧( 46 )

【問】右手はどう動かせば良いでしょうか。
【答】構えが出来ている前提でお答えします。 図のように右手の肘の位置が決まっている。その肘を中心に回転するように動かします。 膝頭の横に小指がつくあたりが理想です。これは人それぞれ手の長さが違いますので鏡で確認してご自身できれいと思える位置に調整してください。 このときに注意するのは、肘を中心にするからと行って脇を締め...
日頃から積み重ねている感覚を言葉にすれば「なんとのう ええ」
先人の貴重な体験が詰まった一冊 昭和から平成を生きた大先輩 片山慶次郎先生の貴重な体験の詰まった一冊です。冒頭4行目に国立能楽堂の「楊貴妃」で倒れた話が冒頭4行目にありました。私も喜多能楽堂で舞台途中に搬送されたのが「楊貴妃」上演中でした。これをみてここのところ気になっていた理由もハッキリして一気に再読しました。 タイ...
舞台には自己肯定は必要か役に立つのか考えてみる
人前に出ることの多い私にも自己肯定感は役に立つのか 能楽師 森澤勇司です。 今回のテーマは「自己肯定感」です。能楽師ですから舞台で人前に出ることは多い方だと思います。 最近よく耳にする「自己肯定感」ということについて興味がでてきたので本を読み始めています。すべての本をんではいないのですが10冊ほど自己肯定感に関する本を...
日本書紀完読に向けて17週衣通郎姫の詠む歌【日本書紀17】
310 → 315○○ 316 → 321 ○○ 322 → 327 ○○ 328 → 333 ○○ 334 → 339○○   人はそのときの精神状態で拾う言葉が変わる。そんな事もあり面白い言葉を探すようにしている。   「容姿絶妙」かおすぐれて、「楽器」うたまひのうつわもの、「天命」あまつよさし、「風俗」くにひと、...
本棚の真ん中には法華経と聖書と禅とバガットギータ
在宅時間が長くなって本が散らかってきたのでよく読むものだけ移動させました。きっちりはやめてゆったり眼の本棚にします。真ん中の段には法華経を置きました。読みやすくなっていい感じです。 法華経はやはり植木雅俊先生訳のものがおすすめです。 法華経(上)posted with ヨメレバ植木雅俊 岩波書店 2008年03月 楽天...
緩やかに流れている川の波鳩の集まり数えて歩く
ここのところ河原を歩くのが日課になってきました。毎日同じ鳥が集まっているように思っていましたがまいにち集まっている鳥が違います。カモメ、ヒヨドリ、カラス、時には鴨もいます。今日は鳩が集まっていました。かつて将棋の名人 升田幸三先生は飛んでいる鳥を一目見ただけで何羽か言い当てられたといいます。私もフォレストガンプのような...
石橋を出来なかったら島流しご所望からは十数年後【石橋】
  岩波文庫「わらんべ草」初版本と51年ぶりの復刊を並べてみましました。 狂言方が書き残した能楽の秘伝書です。日記のようなものも多く記載されています。この本の中で今では歌舞伎や舞踊でカバーされている能の「石橋(しゃっきょう)」復活の経緯が面白いです。 この曲はかつて秘曲にしすぎて誰もできる人がいなくなるというほぼ消滅し...
日本書紀完読に向けて16週百舌鳥と鹿耳から出て飛んでゆく【日本書紀16】
16  0420 268→273 274→279 280→285 286→291 292→297 298→303  ちょうど6月に舞台の予定されている「氷室」の話が出てきた。能は亀山天皇の時代の話なので氷に対する奇徳に対する畏怖の念を感じる。飛騨国の宿禰は山の上で出会うカエルの寓話を思い出した。この怪物のようなたとえは...

曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓