約束を守っている証拠
約束を守っている証拠
学生の時、アルバイトに行った時、心理学の学校に行ったときなど人生で何度かタイムカードを押す事がありました。
時間通りに来たという証明になります。
そんな約束を守った証明はタイムカードのように見ればわかるものもあり、すぐにわからないものもあります。
ここで頭に浮かんできたのが「和をもって貴しとなす」だけが一人歩きしている憲法十七条です。
海外との戦争、国内の内乱、王位争い、天皇暗殺などなど
ゴタゴタのなか冠位十二階が推古天皇11年12月に施行。追加して12年4月、官僚に向けて憲法十七条が作られたと『日本書紀』に記載されています。
『古事記』には出生の厩戸王は一文しか記載はないので憲法十七条にかんする記載も全くありません。
そして9月に十七条に追加して詔があります。
▶︎秋九月に朝礼を改む。よりて詔して曰わく「およそ宮門を出で入らむことは、両手をもって地を押し、両脚をもって跪きて、梱(とじきみ→敷居の横木)を越えて、立ちて行け」とのたまふ
朝廷に出入りの際は、門の横木の前で両手をつき両膝をつき四つん這いになって門の中に入ってから立って行くようにとされた。
これがひとつの憲法十七条を守りますという表現にもなっています。
「和」は現代の解釈で「仲良く」のような解釈がされます。
強制的な仲良くも含め「意見を一致させる事」がこの当時の「和」です。
言葉は一人歩きして都合のよいところだけ切り取られます。
その方が受けがいいですし誰の否定もする事なく穏便に過ごせます。
同調圧力もあるかもしれません。原典への敬意はきちんと読む事であると感じます。
いい話だけ切り貼りして喜ぶ人が増えると、当然、いい話だけ切り貼りして喜ぶ政治家が生まれます。
良くも悪くも選ばれた人は選んだ人の鏡なんだと思います。
『聖書』の言葉もわりといいところだけ切り貼りされがち。神の約束を守るなら割礼する場面もあり、捧げ物も指定があったり約束を守っている証拠が求められます。
毎日ワークのために使っているアプリを立ち上げたら初日に戻ってました。昨日、途中で閉じちゃったのでやった事になってませんでした。
自分との約束を守っている証拠を見える化してみるとけっこうプレッシャー感じますね。ブログの100日チャレンジはこの記事ができたので証拠は作れました。
※画像はAIで生成しました。
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