興味のない事
興味がない事
本日の朝活はDhamma-pada「愛するもの」「怒り」「汚れ」、『日本書紀』は進まず、『聖書』サムエル期、イスラエルにサウルという王が誕生する。
共通して頭に浮かんできたのは「無明」という言葉。
「無明」とは暗闇
暗黒の闇から落ちる地獄は無間地獄。光の全くない世界です。
もちろんこれは比喩ですから無明とは知るべき事があるのも知らない状態。
知ろうとも思っていない。全く好奇心、興味がない状態とも言えます。
Dhamma-padaの「汚れ」の章には「無明」が最大の汚れと説かれてました。
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この汚れよりもさらに甚しい汚れがある。無明こそ最大の汚れである。修行僧らよ。この汚れを捨てて、汚れ無き者となれ。
中村 元.訳ブッダの 真理のことば
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その後、clubhouseで戦争の話題を聞きました。
「日本全国から広島に来い」と主張している人がいた。
私の祖父はシベリア抑留でしたし、家の納戸には戦災で焼けた桐箱などもありました。
日本全国の戦災は総務省のホームページにも掲載されています。
広島や知覧に行っても地元の戦災には全く興味がない人も多い。
こうなると一種のエンタメ?
地元の慰霊祭は当時の遺族しか集まらないものになってきています。
うちからディズニーランドの花火が見えます。
ここも少ないながらも空襲跡地、そう思うと花火も微妙な見え方がしてきます。
広島、知覧で涙し、爆弾の落ちた場所でミッキーの耳つけて遊ぶ。
無明は最後まで気にしなければ幸せなものかもしれないなぁと思う朝でした。
※画像はAIで生成しました
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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