英霊に感謝の違和感
英霊に感謝という違和感
朝活は『法華経』薬草喩品、『日本書紀』孝徳天皇、『聖書』箴言、加えて『厚生省五十年史』を読む。
Facebookを開くと政治とか学歴詐称の動画が流れてくる。
ここでちょっとした違和感を感じる。
なんだか「英霊」という言葉は神社側の言葉であって遺族側の言葉ではない。
ちょうど『聖書』でイスラエル人を外部の人がヘブライ人というのに似ている。
徴兵に関する担当は現在の厚生労働省です。総理大臣云々は人それぞれの意見があるのでここでは触れませんが皇軍のために亡くなった方々の労働災害です。担当の厚生労働大臣が慰霊にくるのは当然でしょう。
そこで思う事は労働災害で亡くなった方に「感謝」ってあるのか?
慰霊祭や遺族と関わらない人にはなんの違和感もないことかもしれません。
心を鎮めて参拝するのならば、
心を鎮める=喜怒哀楽を出さない
一部の政治家も合言葉のように英霊に感謝という。
感謝を否定するわけではなくしたい人はすればよいと思います。
交通事故で亡くなった方の慰霊に感謝があわないように祖父も含めた戦没者の慰霊に感謝はなんだか変な感じがします。
個人的には心を鎮めて慰霊したいと思います。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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