朝活から能楽堂へ
今朝の朝活は『法華経』読了、『日本書紀』天武天皇、『聖書』エレミヤ書
各15分でしてますがじわじわ進んでいきます。『ダンマパダ』『スッタニーパータ』『バガヴァッドギーター』など読んで『法華経(サダルマプンダリーカ)』を読むと日本に入ってきたている仏教はかなりヒンズー教化しているのがよくわかります。
これを翻訳した鳩摩羅什は絶妙な言葉の当て方をしています。尊敬する人物のひとりです。
そんな絶妙な外国語の翻訳にふれた今日は外国人向けの能楽ワークショップです。
実演は能「敦盛」
敦盛を殺した熊谷二郎直実は出家し一ノ谷を訪れます。
そこで敦盛の幽霊と出会う後半が上演されます。
「悪人の友を振り捨てて善人の敵をまねけ」
「仇をば恩にて、、」
自分を殺した相手に刀を向けますが思い直し刀を捨てます。
そして合掌し仏教に帰依している「法の友」と伝え終わります。
外国人にはどう伝わるのか。
能楽に興味がある方は文化的な事も調べてくる方がほとんどです。今は英語の解説も増えてます。
そういう精神もありつつも日本以外の国は多様な価値観があります。
日本でも古代天皇の時代は先住民族浄化の歴史が残っています。
そうした武力至上主義の価値観に対しては応戦する力も必要になってきます。
個人的には昨今の外国人問題は日本的精神を捨てなければいけなくなる事
アーチェリーで向かってくる人にボクシングで向かっていくような事はできません。
敦盛も肉体のある時は熊谷二郎直実とはぶつかり合う関係でした。
相手の後生を祈る敦盛は幽霊です。
今、生きている現世で敵に囲まれないようにしたいものです。
今日も世界平和活動の一助になるよう行ってきます。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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