神代のシステムは続く
神代のシステムは続く
朝活は『続日本紀』淳仁天皇、『日本書紀』垂仁天皇、『聖書』ルカ、その後は『日本国憲法』を通読。
内閣総理大臣の決め方と、神代の代表者の決め方に近いものを感じる。
『古事記』ではどこでも八百万神です『日本書紀』では選ばれた人が集まるときは八十万と数が絞られます。全員じゃないということですね。
葦原中国を統治するため誰か担当者を決める場面があります。八十諸神をあつめ推薦された天穂日命が選ばれ葦原中国におくります。そうすると大己貴神(大国主神)に媚びて担当した仕事をしない。
もう一度神々を集め推薦をさせる。天穂日命の子 三熊大人(みくまのうし)が選ばれ送ると父親と同じようにまったく報告をしない。
その次には
高皇産霊尊はまた諸神を集めて次の担当者を推薦させる。
「天国玉の子、天稚彦、これ壮士なり。試みたまへ」
そして三連続の裏切り
次に選ばれた経津主神と武甕槌神が送られて葦原中国平定となります。
推薦した諸神は責任持って選んでいるのか??と疑問が湧いてきますね。
『古事記』『日本書紀』でも高皇産霊尊の存在は大きいのですが、天照大神だけが頑張っているような話が多くなってます。
現在の天皇が天照大神の子孫ということになっているからでしょうか。その皇祖が高皇産霊尊ですからもう少し認知があってもいいですね。
細かいところは違うとも言えますがざっくり選ばれた人たちが推薦した代表を天皇(天照大神)が任命するシステムはこれからも変わらない日本の伝統なのでしょうか。
日本の憲法はGHQが作ったとか外国の作ったものを押し付けられたとか云々あります。それなのに代表者の決め方は神代のシステムを変えなかった?
神代と現代は離れているようで結構近い。見えない世界と見える世界が表裏一体なように神代と現代は重なり合っています。
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『日本国憲法』第六条
第六条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。
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『日本書紀』神代
天照大神の子、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊、高皇産霊尊の女、栲幡千千姫命を娶きたまひて、天津彦彦火瓊瓊杵尊を生れます。
故、皇祖、高皇産霊尊、特に憐愛をあつめて崇て養したまふ。
遂に皇係、天津彦彦火瓊瓊杵尊を立てて、葦原中国の主とせむと欲す。
然も彼の地に、多に蛍火の光く神、及び蝿声す邪しき神あり。また草木ことごとくに能く言語あり。
故、高皇産霊尊、⭕️八十諸神を召し集へて、問ひて曰はく、「吾、葦原中国の邪しき鬼を撥ひ平けしむと欲ふ。当に誰を遺さば宣けむ。これ爾、諸神、知らむ所をな隠しましそ」とのたまふ。
みな曰さく「天穂日命、これ神の傑なり。試みざるべけむや」
是に、ふして衆の言に順ひて、即ち天穂日命を以て往きて平けしむ。然れども比の神、大己貴神におもねり媚びて、三年になるまで、尚し報聞さず。
故、よりてその子、大背飯三熊大人(おおそびのみくまのうし)、またの名を武三熊之大人を遣す。これまたその父に順りて遂に報聞さず。
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※画像はAIで生成しました。
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