碧水園能楽堂【東岸居士】
碧水園能楽堂
碧水園の「碧」
白石蔵王にあるので「王」「白」「石」
白石市は市で能楽堂を持つほど愛好者が多い土地です。
2月10日はこの碧水園能楽堂で「東岸居士」です。
この曲は20のときに覚えました。仏教の十戒が文章に織り込まれているのですが、、覚えていることの意味は10年位興味がなかったです。
京都の白川に掛かる橋建設の資金集めをする少年僧の物語です。橋のたもとで謡い舞い説法をして建設資金の寄付を旅人に呼びかけています。
仏門には入っているが、もともと家がないから出家ではない
出家でないから神も剃らない
説法を聞いても、一緒に謡っても得られる悟りは同じもの
橋の資金を寄付して一緒に仏門に入りましょう。
約1時間の短い作品ですが芸づくしで面白い能です。
感想いただけると嬉しいです
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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