12月12日旧暦11月16日の月
雲と月の明暗がきれいだったので写真を撮ってみました。双子座満月という方が多いのですが日本では男女宮のエリアを双子座と星座のように読んでいるので実際には月の一にあるのはおうし座です。
こんな感じですね。オリオン座にもかかっているので二十八宿を見るときはオリオン座のいちも確認しておきます。
オリオン座はもちろん日本の名前ではありませんが、明るい星の連なりはなにかの形に見えていたというのは日本でも同じです。決まった星座というよりは見え方によって呼び名が変わっていたようです。オリオン座もつづみ星という名前もあって記念切手にもなっていたことがあります。
そんな星の連なりと月を見ていると平将門の首が飛んでいったというのも胴体に対して月が頭のようにみえて移動していくさまが、頭が飛んでいったという比喩になっているのではないかと思います。
月は能楽でも大切な物語の背景になっています。かつては月の満ち欠けで一月をみていたので単純に日付の明記されている能は月の形というものが重要になっいます。そんなお話はまたいづれ
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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