EQを高める言葉の遊び
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あなたもできる!朝活読書。
vol.206 2011年4月8日配信
『EQを高める言葉の遊び』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #206
「あなたにとってEQとは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『EQを高める言葉の遊び』
言葉の世界が広がれば、心の知能指数は格段に上がる
井上浩子
涌井貞美 著
グラフ社
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著者 井上浩子さんは1960年生まれ
神奈川県立茅ヶ崎養護学校に勤務。
涌井貞美さんは神奈川県立大原高等学校に勤務
と紹介されています。(発刊当時)
EQとは「Emotional Intellgence Quotint」
の略で心の知能指数と言われています。
現代人の多くが多く抱える問題の一つに
人間関係が有ります。
著者はこの人間歓迎の問題を「EQ力の欠如」と
とらえています。
その解決方法として「言葉の力を高めよう」
という事を提唱しています。
・他人の感情や情緒を理解する能力
・自分の感情や情緒を制御する力
・社会に適応し、自分を積極的に表現する能力
という定義をしています。IQの高さよりも
能力を開花させるためにはEQが必要と
著者は語っています。
人間は言葉で思考し、自分と対話します。
言葉で意思疎通を行います。
EQ力を高めることは言葉の力を高めること
そして言葉と戯れる習慣を持つ事で
言葉(思考)の力が高まり
コミュニケーションが円滑になると
解説しています。
●この本を一言でいうと
「四次元ポケット」です。
●おすすめのポイント
様々なコミュニケーションの本が出版されていますが、
この本は異色です。
吉田兼好の暗号解読から万葉集の九九、早口言葉、
数の数え方など言葉の知識がぎっしり詰まっています。
学年が変わり辞書の購入を考えている方は
この本を同時に購入されることをおすすまします。
語源の考え方やモノの数え方などもまとめられています。
今では普通でも一世代前は誤用だった言葉など
知識として持っておくことで表現できる世界が広がります。
国語辞典をもっていても通読することは稀です。
事典を集めの本として認識し通読するために
この本をガイドにするという使い方も有益です。
●生活への活かし方
日本人はハッキリものを言わないという説が有りますが、
聞く側のアンテナが小さすぎるという事も考えられます。
例えば食事の準備をしているときに
「もう一ゼン」といえば
「箸が足りなかったな」と感じるか
「食事する前からオカワリかよ」とムッとするのか、
「何かいいことしてくれるのかな」と解釈するか
ありえない話ではありません。
言葉の解釈の幅が広がればストレスが
軽減されるという説はもっともだと思います。
言葉を「思考するための道具」として
とらえるならばこの本はドラえもんの
四次元ポケットのように、色々な
道具を出してくれることだと思います。
ただし自分が望むことは必要です。
自動販売機にお金を入れても
ボタンを押さずに
「自分にはジュースが出てこない」
嘆いている方にはボタンを押す勇気を
与えてくれると思います。
●その他
「思考は物体である
」
読書ブログ始める前だったので文章はないですが
こちら
もおすすめです。
無形文化財という言葉がありますが
言葉や音楽も手触りや重みがある
物体だと感じている方には
有益な実用書になると思います。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
昨日のブログでも多用していた
「当たり前」という言葉は誤用だと知りました。
「当然」が「当前」になり「当たり前」
というようになったそうです。
「閏年」変換でもこの字が出てきます。
「潤年」を「閏年」と書いて「閏」を「うるう」
と読むようになったそうです。
思考の幅を広げるのは稽古ににている気がしました。
自分の感覚では毎日紙1枚分ぐらいの広がりです。
もちろん面積でなくて厚さです。
日々の積み重ねで広げてゆきたいものですね。
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▼おまけ
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