談合を防止する自治体の入札改革
- 談合を防止する自治体の入札改革/鈴木 満
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あなたもできる!朝活読書。
vol.251 2011年5月23日配信
『談合を防止する自治体の入札改革』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #251
「あなたにとって不合理とは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『談合を防止する自治体の入札改革』
鈴木 満 著
学陽書房
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著者 鈴木満さんは1942年生まれ。
長野県公共工事入札等適正委員会、
横須賀市入札監視委員会、
立川市入札等監視委員会、
を歴任の後、弁護士として活躍しています。
十数年、入札にかかわってきた著者が
談合の日本に及ぼす害について
実例を提示しながら解説しています。
「税金を無駄にするだけでなく世の中の公正さを損なう
絶対悪」としての談合の実態は税金を払っている
国民にとって無関係ではありません。
●この本を一言でいうと
「裏ワザ」です。
●おすすめのポイント
八百長と談合は似た行為だと著者は語っています。
また談合を葡萄、カルテルを蜜柑に例えて
解説が有ったり実例で紹介されている企業は
実名で具体的な金額が入っているなど
遠い理想論ではなく談合の実態を
垣間見ることが出来る一冊です。
毎日使う、道路、信号機、公共施設など税金によって
作られている物は数多くあります。
公共工事以外でも免許証の材料や
住民票などの用紙など私たちの払った
税金は自分の選択とは遠いところで
業者を選定され価格が決められています。
全て知ることは一般の生活をしている私たちには
困難な事ですが、不正の仕組みを知るのは
必要な事ではないでしょうか。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
読もうと思って選んだのではない
珍しい本です。
「ダンゴウオ」を検索していたら
出てきたので読んでみました。
http://ameblo.jp/yu-o-mo/entry-10874979008.html
「ダンゴウオ」の中に「談合を」
が出てきたときは海でダンゴウオに出会ったら
こんな気分かなというひっくり返しの
感覚を持ちました。
談合に関する刑事罰の日米比較が
表になっていました。
簡単に紹介させていただくと
日本
個人 500万円以下
法人 5億円以下
米国
個人 100万ドル以下
法人 1億ドル以下
物凄い金額の差です。
それよりも凄いのは適応件数です。
日本はこの競争法違反で処罰された個人の実刑人数は0人です。
全部をここに転記することはできませんが、
アメリカがかなり重く扱っているのに対して
日本はほぼ「見つかったらバカ」的な
数字になっています。
交通違反と脱税は見つからなければ無罪といった
国民性は談合にもみられるようです。
結局は増税につながっていくんでしょうね。
そこでちょっと疑問ですが、
国が支払う物にも消費税はかかるんですよね。
消費税が増えると国の出費も増える事になるような
気がしますが、そんなことはないのでしょうか。
このあたり平易に解説された物が有ったら
教えてください。入札の額が税込なのかどうか
わかりませんでした。
「あなたにとって不合理とは?」
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http://ameblo.jp/kotsudzumi/entry-10836773647.html
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▼おまけ
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