アトムの足音
- アトムの足音―これぞ世界に誇る科学の力 (チャートBOOKS)/著者不明
- ¥1,208
- Amazon.co.jp
□□□□□□□□□□□□□□□□□
あなたもできる!朝活読書。
vol.250 2011年5月22日配信
『アトムの足音』
□□□□□□□□□□□□□□□□□
▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
―――――――――――――――――
▼〈1〉今日の一言 #250
「あなたにとってロボットとは?」
―――――――――――――――――
▼〈2〉今日の一冊
『アトムの足音』
中野 栄二 監修
数研出版
———————————-
監修の中野栄二さんは東北大学教授の
工学博士です。
アトム、ドラえもん、ガンダムなど
アニメの中の想像でしかなかった
二足歩行ロボットの現状と可能性などが
ふんだんに語られた一冊です。
●この本を一言でいうと
「まとも」です。
●おすすめのポイント
「人間」の感覚に限りなく近づかせて
行く研究過程では必ず「人間」とは
何なのかと言う問題にぶつかって行きます。
人間に似た形をして、人間に近い感情を
もっているのに人間にできない事を
させようというロボットはアニメに
よく出てきます。
実用の面を含めてどのくらい実現可能なのか
現在の技術でアトムは作れるのかなど、
親子で楽しめる内容です。
二足歩行ロボットの最大の弱点は
倒れる事です。
歩くと走るの違いや感情など
人間という物を客観的に考えたい方にも
おすすめです。
ぜひ読んでください。
―――――――――――――――――
▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
この本は2003年に発売された本ですが、
レスキューロボットの章に
「20年後にすごいロボット作ります」は許されない
という記事が有ります。
1995年の阪神淡路大震災、2001年の米国同時多発テロ
の倒壊など人間では手におえない参事が起こっています。
ロボットに期待されることは
「探索」「がれき除去」「搬送」だとこの本では
語られています。
人命救助という明確な目的を持っている
レスキューロボットに関しては
「何時までにつくればいいよ」
という悠長なことは許されないとも
語られています。
またこの時点での政府発表として
50年以内に80%の確率で、東海、南海地震が
おこるという予報を掲載しています。
予想される被害の大きさは東海地震が8100人死亡、
南海地震が7400人死亡、南関東直下型地震が
東京都だけで7000人死亡という政府発表が有ったそうです。
そして20年もたたないうちに
東北地方太平洋沖地震が起こりました。
2003年に許されないと言う事がわかっていながら
実用になる開発はあまり進まなかったようです。
これは開発者の問題なのか予算の問題なのか
許されない結果には罰則があったのか
発刊の時点では災害救助犬にロボットは
勝てない現状が有りました。
救助のための泥臭いロボットとして
蛇型ロボットや全身キャタピラの箱のような
ロボットが紹介されていました。
生き物ゆえの限界という物をこえる
ロボット開発は進むのでしょうか。
「それでもレスキューロボットは必要ですか」
考えようによっては冷蔵庫も洗濯機も
皆ロボットです。
各消防署にレスキューロボットが1台あっても
悪くないと思います。
「あなたにとってロボットとは?」
http://eq.ainest.com/
↑感情とは?
←空メールで登録できます。
古典の壁をなくしたい方におすすめです。
25日開催です。
http://ameblo.jp/kotsudzumi/entry-10836773647.html
アクティブ・ブレインセミナー
facebookファンページ作りました。
▼おまけ
もう一つオマケ
最近開発されたドラえもんの手
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- この春ばかりの花見の友【熊野】 - 2025年4月20日
- 【熊坂】から頭に浮かぶこと - 2025年4月19日
- 蟻と星【蟻通】 - 2025年4月18日
- 御巣鷹山のお話 - 2025年4月17日