森澤勇司の記事一覧( 3 )

洋装のマナーと日本神話
現代は日本でも着物よりも洋服を着ることが一般的です。寒い時はコートを着ます。洋装では建物に入る時、コートを脱ぐのがマナーです。これは海外の風習のようですが『日本書紀』にも同様の記述があります。 『日本書紀』の一書の中の記述です。『日本書紀』はいとつの説が延々語られるのではなく同じ事柄について「一書(あるふみ)」という記...
条件が揃っていても実現しないこと【実朝】
昨日「知性の罠」を読みました。エジソンやコナン・ドイル、レイ・クロックなど日本でも有名な人物のエピソードから認知バイアスのことが語られています。最近読んだ本の中でもおすすめの一冊です。 この本を読んで頭に浮かんできたのが鎌倉三代将軍であり28歳で暗殺された源実朝のエピソードです。これは新作能のなかでも上演頻度が高い古典...
日本の文化の土台『易経』
オンラインサロン奥宮の『易経』アーカイブリンク集です。占いとしてではなく日本の文化の土台になっている思想として学んでいます。日本の元号も易経がもとになっているものは約1割あります。とくに卦と爻のつながりを重点的にしています。 ▶20250410蠱 ▶︎20250313随 ▶20...
文句を言いたくなったら役割を確認する【養老】
能の最後の部分を「キリ」と言います。 能「養老」のキリにはこのような言葉があります。 能「養老」 「君は船、臣は水。水よく船を。浮かめ浮かめて。臣よく君を仰ぐ御代とて幾久しさも盡きせじや盡きせじ。、、、、」 「上澄む時は下も濁らぬ、、、、」 水は穏やは平和の象徴ですから穏やかな方が好ましい。 水が荒れると大ごとです。船...
神と仏のちがいとは【養老】
能「養老」とは岐阜県にある瀧の名前です。東京では居酒屋の名前の方が有名かもしれません。 その昔、滝の水を飲んだ人が若返ったという噂が広まりました。そこで雄略天皇のお使いが派遣されるところから能は始まります。 瀧のある場所に到着し、そこにいた老人と若者に効果を聞きます。疲れが取れ、夜、物寂しくなく、ゆっくり眠れ、起きたら...
4月8日 あっと驚く問題解決
4月8日は全国的にお寺の法要が行われます。そんな日の教訓として思い出すのはこの法要の始まった時に起こった出来事です。 推古天皇14年は西暦ちょうど西暦600年、丈六(5m弱)の仏像が作られる。丈六というのはこの時代、釈迦の身長は1丈6尺(16尺→約485cm)と言われていたので等身大像ということです。ネフィリムより大き...
神に守られる人、縁をたつ人【龍田】
『日本書紀』を読んでいると天武天皇の御代から龍田の神を祭る記述が多くなります。ここは以前からの疑問です。大切にされていたこと。風の神として祀られているのは記述から知ることができます。 そんなこともあってか奈良の龍田明神は能「龍田」としても現代に伝わっています。どの曲もそうですが能は同じパターンのように見えて前提が全く違...
まともな話
まともな事 ひごろ人と話していると「まともな意見」とか「まともな人」という言葉を聞くことがあります。 「まとも」を漢字で書くと「真艫」 艫とは船の後部のことです。 追い風に真っ直ぐ船尾がついていく 真っ直ぐ進むのが「直艫」 質問と答えがあっているのも真艫な話 風の吹く方向に逆らって進むのは「ダッキング」とか「上手回し」...

曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓