能の曲( 7 )

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この春ばかりの花見の友【熊野】
この春ばかりの花見の友🌸 4月20日13:00開演「熊野(ゆや)」に出演します。 平家滅亡の時、平家の総指揮をした平宗盛とその愛人 熊野の物語です。 母親が病気だと知らされる熊野 母の看病のために地元に戻りたいと申し出ます。 それを許さない平宗盛。 花見は今年しかできないからと言って車に乗せて花見に出か...
【熊坂】から頭に浮かぶこと
能「熊坂」から頭に浮かんできたことを順番につらつら記録しておきます。 熊坂 大泥棒100人位の盗賊を従えてる人 これは義経が牛若丸と呼ばれていた子どもの頃の話し 大泥棒 熊坂の子孫 熊坂さんにあったことがあります。とある市の市長さんでした。犯罪者も年月経つと自慢になる。これってルパン三世やネズミ小僧次郎吉なんかもそうで...
蟻と星【蟻通】
4月19日11:00より宝生能楽堂にて「蟻通(ありとおし)」勤めます。 蟻通神社の伝説を題材にした世阿弥の作品です。 紀貫之が旅をしていると突然に大雨が降り馬が全く動かなくなってしまいます。 そこに傘をさし松明を持って現れる神職。 「馬で通り過ぎていなら命を取られてましたよ」と告げます。 暗闇の中よくみると鳥居...
優柔不断は地獄に堕ちる【求塚(もとめづか)】
今日は朝活で『源氏物語』が「浮舟」、『古事記』の序文を読みました。そこでで話題の共通点が「決められない」でした。能のなかでも男子二人に求婚され、答えを出さなかった人の末路を描いた作品があります。 能は現代の心理学のようなところが多々あります。この『求塚』も現代の心理学に通じると思った作品の一つです。 生きているうちに悩...
条件が揃っていても実現しないこと【実朝】
昨日「知性の罠」を読みました。エジソンやコナン・ドイル、レイ・クロックなど日本でも有名な人物のエピソードから認知バイアスのことが語られています。最近読んだ本の中でもおすすめの一冊です。 この本を読んで頭に浮かんできたのが鎌倉三代将軍であり28歳で暗殺された源実朝のエピソードです。これは新作能のなかでも上演頻度が高い古典...
文句を言いたくなったら役割を確認する【養老】
能の最後の部分を「キリ」と言います。 能「養老」のキリにはこのような言葉があります。 能「養老」 「君は船、臣は水。水よく船を。浮かめ浮かめて。臣よく君を仰ぐ御代とて幾久しさも盡きせじや盡きせじ。、、、、」 「上澄む時は下も濁らぬ、、、、」 水は穏やは平和の象徴ですから穏やかな方が好ましい。 水が荒れると大ごとです。船...
神と仏のちがいとは【養老】
能「養老」とは岐阜県にある瀧の名前です。東京では居酒屋の名前の方が有名かもしれません。 その昔、滝の水を飲んだ人が若返ったという噂が広まりました。そこで雄略天皇のお使いが派遣されるところから能は始まります。 瀧のある場所に到着し、そこにいた老人と若者に効果を聞きます。疲れが取れ、夜、物寂しくなく、ゆっくり眠れ、起きたら...
神に守られる人、縁をたつ人【龍田】
『日本書紀』を読んでいると天武天皇の御代から龍田の神を祭る記述が多くなります。ここは以前からの疑問です。大切にされていたこと。風の神として祀られているのは記述から知ることができます。 そんなこともあってか奈良の龍田明神は能「龍田」としても現代に伝わっています。どの曲もそうですが能は同じパターンのように見えて前提が全く違...

曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓