古事記 完読会 3週目
3①誓約
②天の石屋
③蚕と穀物の種
④八俣の大蛇
⑤系譜
⑥兎とワニ
幼少から馴染みのある部分、先日、八岐大蛇を題材にした演劇をみた。大気都比売神の場面に高木の神が出てきていた。実際は神産巣日御祖命、口語訳には天照大神だけしか登場しないものもある。
『古事記』は全体に神産巣日御祖命の世界が展開される。
スサノウの子に大年神の記述が出てくる。あとになって大年神の子に韓国、ソウルが登場する。現在の国境で地図を思い浮かべてしまうが支配の割り振りは現在の国境とは違う地図が頭に浮かんでくる。
そう思うとスサノウの鼻息というのは中国からの黄砂を運んでくる風のようにも思えてくる。
『日本書紀』完読会と並行して読んでいるせいか。『古事記』は全体にざっくりとしたメモのように感じる。学術的なことではなく両方読んでいる個人的な感想は『日本書紀』編纂のための提出物といった印象がある
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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