古事記 完読会 13週目 感想
13①葛野の歌
②矢河枝比売
③髪長比売
④国主の歌
⑤百済の朝貢
⑥大山守命と宇遅能和紀郎子
この頃は日本人よりも外国人の存在がだいぶ大きい。
カニが出てくるのが今の季節にあっている。美談が伝わる大鷦鷯天皇だがやはり権力者。皇太子時代は自分の思いが強い。若い時はやんちゃで年取ってから君子になったイメージか?
『論語』『千字文』が伝承される。読んだことがあるものがこの時初めて日本に来たことに興味が湧く。現代とは社会情勢が違う中でどのくらいの人に影響があったのか知りたい。政権争いも上に立ちたい人、立ちたくない人それぞれの立場での主張が強い。垂仁天皇の御代は『日本書紀』にないことも詳細に記載している割に宇遅能和紀郎子についてはほとんど経緯も理由もなく簡潔な表現になっている。この熱量の差が不思議な感じがする。
感想いただけると嬉しいです
The following two tabs change content below.
森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 鳥追 - 2024年12月25日
- 日本書紀 完読会 11週目感想 - 2024年12月25日
- 日本の成り立ちアーカイブ - 2024年6月4日
- 日本書紀 完読会 38週 感想 - 2024年4月21日