江戸城のトイレ、将軍のおまる
◆○◆━━━━━━━━━━━━━◆○◆
朝活読書 vol.106 2010年12月29日配信
『江戸城のトイレ、将軍のおまる』
◆○◆━━━━━━━━━━━━━◆○◆
◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆〈1〉今日の一言 #106
「それへ?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆〈2〉今日の一冊
————————————–
『江戸城のトイレ、将軍のおまる』
小川恭一柳営談
小川恭一 著
講談社
—————————————
著者 小川恭一さん(1925~2007)は
学生時代から柳営関係の研究を
続けていたそうです。
正装した将軍はどうやってトイレに
行ったのかというところから
出発した研究のまとめになっています。
将軍の「御尿筒(おしとづつ)」を
持つ役職だった「公人朝夕人」に
スポットを当てた一冊です。
「公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)」
五十俵十人扶
土田孫左衛門家の世襲でした。
土田家の歴史は古く
承久元年(1219)藤原家に仕えたのが
始めとされています。
以後、信長、秀吉、徳川家に仕え
実に500年以上お役目をはたしてきた
名家です。
12月24日号
「大江戸役人役職読本」と
あわせてご覧になると楽しめます。
http://ameblo.jp/yu-o-mo/day-
20101224.html
ぜひ読んでください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆〈2〉編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
メルマガでは取り上げませんでしたが
「においの歴史」という本を読みました。
パリは数年前に「パフューム」
という映画の舞台になっていましたが
本当に汚くて臭かったそうです。
それに比べると江戸はかなり清潔です。
食糧自給率も高く、戦争もありません。
江戸中期以後は戦後65年の現在よりも
大らかなイメージが有りますね。
戦争が終わってから大らかになるまでは
100年くらいはかかるのだと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 鳥追 - 2024年12月25日
- 日本書紀 完読会 11週目感想 - 2024年12月25日
- 日本の成り立ちアーカイブ - 2024年6月4日
- 日本書紀 完読会 38週 感想 - 2024年4月21日