天変地異の起こる年

能「鉄輪」に出て来る二十八宿に関する文献によると、1年の吉凶は5月5日の曜日でみるという記述があります。

明治二十九年三陸を襲った天変地異も5月5日は月曜日

こんな被害だったそうです。

3月11日の天変地異が起こった2011年も旧暦5月5日は月曜日

そして2018年の旧暦5月5日も月曜日です。

何かの予兆というものをかつての天文方は予想していたのでしょう。

 

いづれにしても自分の住んでいる土地が

どんなところだったかということは知っているほうがいいものです。

現在の状況からすると私の住んでいる江戸川区は

荒川、新中川、江戸川と川がほんとに三本川の字に流れています。

堤防が決壊したらほとんどの地域に影響のある土地です。

堤防が高くなるということは、バケツの中に住んでいるようなものですから

昨今の大雨のようなものには耐えられないでしょう。

そんなこともあり能とは縁の深い土地、かつて浮巣の岩のあった倉敷付近の昔の地図を見てみました。

藤戸の合戦で佐々木盛綱という武将が馬で海を渡ったという伝承があります。

浮巣の岩と倉敷と呼ばれた島のあったところの比較です。

源氏本陣跡から平家本陣跡までは上記のような距離感です。

干拓で海だったところが、かなり広範囲で街になっています。

災害とは避けられないものですが、自分の住んでいる土地の特徴やかつての姿は知っておきたいものですね。

健康のために食べ物や健康法に気を使うのであれば

居住地に危険の少ない地域を選ぶことも個人的には重要な事だと思っています。

 

 

浮巣の岩についてはこちら↓

悪い噂が広まってきた時は【藤戸】

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される