118−153 『言としてむくいざるはなく、徳として答えざるは無し』今でも心に留めておきたい教訓の言葉。 高皇産霊、月神は久しぶりの登場。顕宗天皇も外国との交流と殺人の記録が多いのが印象に残る。 仁賢天皇の御代。この辺りは天皇の諱もなじみが薄い。この御代も外国との行き来がおおい。また人間関係が語られるが、ここは今ひとつ...
能楽博物館WEB能の原典( 5 )
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9①将軍の派遣 ②初国知らしし天皇 ◆垂仁天皇 ③后妃と皇子女 ④沙本毗古の反逆 ⑤本牟智和気御子 ⑥丹波の四女王 『古事記』は『日本書紀』に比べて歌が多い。聖書を読んでいて歌の部分の旋律を思い浮かべることがある。『古事記』の歌は民謡のような物だろうか。全体に表現が簡素。日本書紀を読んでいればわかることも古事記だけ読む...
82−117 神功皇后から百済、新羅の朝鮮半島の記述が続く。激しい気性の天皇のような記載が続いた。それでも崩御の際の心配事によると国のことを第一に考えていた一途さが感じられる。 何事においても後継者は公益性を考えられる人でなくてはならない。私利私欲が含まれた人物が上に立つと社会が乱れるのは古今東西どこでも変わらないだろ...
20231210 19週目 三巻 46−81 雄略天皇の御代はとかく美人と権力の誇示が多い。新羅が朝貢しないことも度々だが、担当者が変わるごとに引き継ぎがないのだろう。百済は新羅を攻めるためなら協力する構図が描かれる。 この後祇が老女になって現れるのが不思議。審神者のような職業ではないから言わなかったのか、一種の霊媒的...
8①孝安天皇 ②孝靈天皇 ③孝元天皇 ④開化天皇 ◆崇神天皇 ⑤后妃と皇子女 ⑥美和の大物主神 欠史八代といわれる天皇の御代を読んで思うことがある。この天皇という名称はそもそも人ではなくこの部分は神話の一部だと思う。西洋的な感覚で肉体が存在しない神と人を分別して考えてしまう。そもそもこれは西洋の発想である。この神話の捉...
7①伊湏気余理比売の立后 ②当芸志美々命の変 ③綏靖天皇 ④安寧天皇 ⑤懿徳天皇 ⑥孝昭天皇 古事記は全体に格式とか品格を感じることは少ない。ここもどちらかといえば下世話で下品な表現が続く。人をものとして見る権力者の価値観が綴られる。日本最古の資料という点は高く評価されるものだが表現は下品なものだ。 略奪ではないという...
340→343 3巻 016→021 022→027 028→033 034→039 040→045 古代天皇を現在の天皇と同じように語ってしまう人は多い。まったく性格の違う行為争いに明け暮れる一面もある。この当時はいかに強いかと言う意味で争いが描かれているのだろう。 そして雄略天皇の御代になる。いきなり眉輪王が安康天...
6①鵜葺草葺不合命の誕生 ②鵜葺草葺不合命の系譜 中つ巻 ◆神武天皇 ③東征 ④ 五瀬命 ⑤熊野より大和へ ⑥久米歌 彦ホホデミ尊は幼少から親しんだ話であるが人格者というよりは古代の田舎の兄弟という印象が強い。狩猟をしているということの印象かもしれない。その後の鵜葺草葺不合命も叔母と結婚。後の天皇の立后にも影響した神話...