咸、亨。利貞。取女吉。 彖曰、咸、感也。柔上而剛下。二氣感應以相與。止而説男下女是以亨、利貞、取女吉也。天地感而萬物化生。聖人感人心而天下和平。觀其所感而天地萬物之情可見矣。 象曰、山上有澤咸。君子以受人。 咸(かん)は、亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よ)ろし、女(じょ)を取(めと)るは吉(きつ)なり。 彖(たん)...
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離、利貞亨。畜牝牛吉。 彖曰、離麗也。日月麗乎天、百穀艸木麗乎土、重明以麗乎正、乃化成天下。柔麗乎中正、故亨。是以畜牝牛吉。 象曰、明兩作離。大人以繼明、照于四方。 離は、貞しきに利し。亨る。牝牛を畜えば吉なり。 彖に曰く、離は麗なり。月日は天に麗き、百穀草木は土に麗く。重明をもって正に麗けば、すなわち天下を化成す。柔...
習坎、有孚。維心亨。行有尚。 彖曰、習坎、重險也。水流而不盈。行險而不失其信。維心亨、乃以剛中也。行有尚、往有功也。天險不可升也。地險山川丘陵也。王公設險、以守其國。險之時用大矣哉。 象曰、水{水|存}至習坎也。君子以常徳行、習教事。 習坎は、孚あり。維れ心亨る。行けば尚ばるることあり。 彖に曰く、習坎は、重険なり。水...
大過、棟橈。利有攸往。亨。 彖曰、大過、大者過也。棟橈、本末弱也。剛過而中、巽而説行。利有攸往、乃亨。大過之時大矣哉。 象曰、澤滅木大過。君子以獨立不懼、遯世无悶。 大過は、棟撓む。往くところあるに利ろし。亨る。 彖に曰く、大過は、大なる者の過ぎるなり。棟撓むとは、本末弱きなり。剛過ぎたれども中、巽いて説び行く。往くと...
頤、貞吉。觀頤自求口實。 彖曰、頤貞吉、養正則吉也。觀頤、觀其所養也。自求口實、觀其自養也。天地養萬物、聖人養賢以及萬民。頤之時大矣哉。 象曰、山下有雷頤。君子以愼言語、節飲食。 頤は、貞しければ吉なり。頤を観てみずから口実を求む。 彖に曰く、頤は貞しければ吉なりとは、正を養えば吉なるなり。頤を観るとは、その養うところ...
大畜、利貞。不家食吉。利渉大川。 彖曰、大畜、剛健篤實輝光、日新其徳。剛上而尚賢。能止健、大正也。不家食吉、養賢也。利渉大川、應矣天也 象曰、天在山中、大畜。君子以多識前言往行、以畜其徳。 大畜は、貞しきに利ろし。家食せずして吉なり。大川を渉るに利ろし。 彖に曰く、大畜は剛健篤実にして輝光あり、日にその徳を新たにす。剛...
无妄、元亨、利貞。其匪正有{生/目}、不利有攸往。 彖曰、无妄、剛自外來而爲主於内。動而健。剛中而應。大亨以正、天之命也。其匪正有{生/目}、不利有攸往、无妄之往、何之矣。天命不祐、行矣哉。 象曰、天下雷行、物與无妄。先王以茂對時育萬物。 无妄は元いに亨り貞しきに利ろし。それ正にあらざるときは{生/目}いあり。往くとこ...
復、亨。出入无疾、朋來无咎。反復其道、七日來復。利有攸往。 彖曰、復亨、剛反也。動而以順行。是以出入无疾、朋來无咎。反復其道、七日來復、天行也。利有攸往、剛長也。復其見天地之心乎。 象曰、雷在地中復。先王以至日閉關、商旅不行、后不省方。 復は、亨る。出入疾なく、朋来りて咎なし。その道を反復し、七日にして来復す。往くとこ...