日本語「ぢ」と「じ」の謎 国語の先生も知らなかった
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朝活読書 vol.90 2010年12月13日配信
『日本語「ぢ」と「じ」の謎』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #90
「うおや?」
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◆〈2〉今日の一冊
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『日本語「ぢ」と「じ」の謎』
国語の先生も知らなかった
土屋秀宇 著
光文社知恵の森文庫
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著者 土屋秀宇さんは1942年生まれです。
小中学校の校長を歴任しています。
http://npo-jecc.org/
地震=じしん○
ぢしん×
世界中=せかいじゅう○
せかいぢゅう×
といった「ぢ」と「じ」の用法の
違いに疑問を持つ方は多いのでは
ないでしょうか。
現在の国語授業の問題点や
意味不明な略した漢字など
学校で教える国語の謎を解説した
一冊です。
学年別配当漢字の使いづらさなど
丁寧に解説されています。
漢字全廃止の思想の事や
現代かなづかいの事
教育に携わる方には特に読んで
いただきたいと思います。
また小学生が家庭にいる方も必読です。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
現在使っている新暦にしたのは悪いと
思いませんが、節句をそのまま新暦に
当てはめてしまったのは問題があります。
季節の節目が一ヶ月ずれてしまっています。
江戸以前の文学に登場する季節を表す言葉は
ピンとこない物になってしまいました。
並んでいる年賀状を見ても「迎春」「初春」
と印刷されています。「小寒」と「大寒」
の間にこの年賀状をだすわけです。
そして大晦日にする豆まきを新年
あけてからするようなチグハグな
季節感になっています。
これでは俳句ですら注訳なしに
理解するのは困難です。
暦通りの「クリスマス」や「ハロウィン」
の方が現実感が有るのは当然です。
正しい日本語とはどの時代の日本語を
指すのか基準はあいまいです。
あなたの「正しい日本語」は
西暦でいうと何年ごろの日本語ですか?
9月23日号はこちらからどうぞ
http://ameblo.jp/yu-o-mo/archive-201009.html
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