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朝活読書　vol.89 　2010年12月12日配信

『ヒトはなぜペットを食べないか』

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◆《１》今日の一言

◆《２》今日の一冊

◆《３》編集後記

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◆〈１〉今日の一言　#89

「残酷？」

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◆〈２〉今日の一冊

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『ヒトはなぜペットを食べないか』

山内昶　著

文藝春秋
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著者　山内昶さんは1929年生まれ。
甲南大学名誉教授です。

雑食性の人間は古来より東西を問わず
犬や猫を食べてきました。

どうして丸々と太ったペットに
食欲がわかなくなったのか

世界、日本でのドックイーター、
キャットイーター、を時代を超えて考証
した一冊です。

また神話、伝説に残る獣姦や動物との
結婚などにもスポットを当てタブー
の構造、そして本題のなぜ食べないのか
という事に深く切り込んでいます。

ぜひ読んでください。
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◆〈２〉編集後記

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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

デパートに行くと様々な動物の部位が
加工されて並んでいます。

という書き方をすると気持ち悪いようにも
感じますが、肉はもとより耳や内臓まで
コンビニにも並んでいます。

グルメ番組を見ると酪農家の方々が
「我が子のように育てました」と
我が子のように育てた動物のお肉を
お皿に乗せて宣伝しているような
光景をしばしば目にします。

焼き鳥屋で「犬殺処分」の話をしている
グループ、

肉は食べないといって
コンソメスープを飲んでいる方々、

ベジタリアンなのに膠を使っている
楽器製作者など矛盾と不思議は
世界中にあふれています。

メタボリック症候群が問題になり肥満の
低年齢化が報道されているのに学校給食
のカロリーは減らさないとか。

本当に不思議な常識が蔓延しています。

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森澤勇司

森澤勇司（もりさわゆうじ） 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年　重要無形文化財能楽保持者に選出される

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