日本書紀完読に向けて43週雨乞い祈り雨が降るまで
43-1026
214→219
220→225
226→231
232→237
238→243
244→249
聖書の民数記を彷彿とさせる記録が綴られる。この時の伎楽はどんなものだったのか興味が湧く。今だったら外国のオペラをするような感じだろうか。日本人が早々と習得できたことにも驚きがある。現代の音楽にも影響があるのか録音がないのが残念なところ。
またこのころ、伊勢、三輪よりも廣瀬・竜田の神が大いに祀られている。天逆鉾の祭祀について詳しい人に聞いてみようと思う。
最終巻 持統天皇の巻になる。
御代替わりしてまもなくまた地震がある。
福祉にも力を入れていた記述がある。孤独高年という単語が旧に1300年前と現代をつなぐように感じた。
百済の僧の雨乞いがある。雨乞いというのは必ず降るわけなのでどこまで信じてどこまでのコストがかかったのか。現代の防衛費にも通じる税金の使い道についてどんな会話がなされたのか興味深い。
最終巻は、もののやり取りや予算の目録のような記述が多い。それだけ前の御代での天変地異が安定してきたと推測する。または安定している時代ということを強調したかったのかもしれない。書き残す内容は取捨選択できる。嘘ではないが印象操作はあるだろうと思う。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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