日本書紀完読に向けて19週大工とウズマサ秦氏も現る
046→051○○
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復命がかえりことにあてられている。また今ひとつオチがハッキリしないエピソードが多いように感じた。なんでもかんでも意味づけをしたがる傾向がある。それでも必要なら再度読んだときに浮かんで来るだろうと思った。
またこれを読んで日常のエピソードと出来る下地があったのだと感じた。馬が埴輪に変わる件もだからどうしたのかは今ひとつよくわからなかった。
鵞鳥の物語は何かの比喩のように感じた。登場する動物は実際の動物と言うこともあるかもしれない。土蜘蛛のような逆賊の象徴としているという感覚も強まってきた。
采女のつくった歌で意味を察するというのもすごい話だ。この歌は本で読んでいるので言葉だけのような気がしてしまう。しかし歌には旋律がある。声の強さもある。どんな歌だったか聞いてみたい。
この頃の納税も取り立てが厳しそうです。これは、そこまでしないと税金を確保することが出来なかったのかもしれない。
采女の相撲に見入ってしまった大工の過失も江戸時代ならそれでも意思を傷つけなかったという美談に変わりそうな話だと思った。
大工と秦氏、ウズマサという興味深いキーワードが出てきた。
ここまで読むとイヌは現代で想像するイヌではない人間の比喩のように思えてきた。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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