『日本書紀』完読会7期終了
『日本書紀』完読会7期が終了
明日から『古事記』を読みます。
ざっくり解説している本ではスルーされていることろが読めるのはいいですね。
今回は国史の天津罪、国津罪など禁忌事項と『聖書』戒律に関することの違いに注目して読んでます。
やっていいこと悪いことが真逆なところが多々あります。
聖書はご縁あって能楽好きの神父さんと出会いをきっかけに深掘りすることができました。週一で3時間ぐらい個人教授していただきました。ここで旧約と新約のどこが対比しているのか教えていただいたことがかなり役に立っています。数字の意味や構造を学べたのがよかったです。
『日本書紀』の神代と天皇の御代が対比されていることも明確にわかるようになりました。
『日本書紀』『古事記』でいう「神」と聖書の「神」の意味の違いも実際に読んでみないと感じられない世界観はかなり多いですね。
日本神話って八百万神といいながら「神」と呼ばれている存在はそんなに多くない。
『源氏物語』『日本書紀』には一般人はほとんど登場しません。そして個人的にものすごく面白かったところ
武士道的価値観が0%
そもそも武士が出てきません。
貴族と官僚
現代だったら卑怯、ずるいと思うようなことが頭の良さになっている。
日本人の国民性という話題でいつも思うのは国民の側の模範が語られること。
『日本書紀』に描かれる貴族と官僚は現在とあまり変わらない印象が強いです。
読書のテーマは人それぞれ、注目ポイントも人それぞれですが一生に一回は原典を通読しておきたいと思う方におすすめの朝活です。
朝活は今日から時間をコンパクトに15分ずつに変更。
5:00『源氏物語』ただいま宇治十帖「浮舟」
5:15『日本書紀』→明日から追加で『古事記』
5:30『聖書』ただいまGENESIS
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