大蒜(にんにく)の効果
大蒜(🧄にんにく)の効果
大蒜(にんにく)って誰でも知ってる割に漢字で書いた事がありません。
日本では「蒜(ひる)」と呼んでいました。ネギも含まれていたようで、大きな蒜が大蒜と固定化してきたようです。
朝活で『源氏物語』『古事記』『聖書』をなんの関連もなく呼んでいます。別々の本ですがなぜか同じような場面とかモノとかシンクロする日があります。
今日は大蒜(にんにく)
『源氏物語』の「雨夜の品定め」と言われる名場面
四人の男が今まで関係した女性について、よかったり酷かったりという話をしている場面です。
話しているのは4人
光源氏17歳
頭中将22歳→光源氏の妻の兄(悪友?)
佐馬頭30代
式部丞30代
少し身分が下の式部丞が、頭中将に「あの面白い話しちゃってよ」と言われて話し始める場面です。
大学寮の学生だった時、教授の娘と付き合い始めました。漢文、漢詩の知識があり女性であるのに仮名ではなく漢文できっちり手紙を書いてくる。そのおかげで漢文もできるようになったのは感謝しているのですが妻にするとなると心が休めるとは思えない。
なんとなく遠のいていたところついでがあったので立ち寄ったとき大蒜の話が登場します。
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「月ごろ、風病重きに耐へかねて、極熱の草薬を服して、いと臭きによりなんえ対面たまはらぬ。目のあたりならずとも、さるべからんざふ事らはうけ給はらむ」と、いとあはれにむべむべしく言ひ待り。
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調子悪いので大蒜を食べたんです。ちょっと臭いので直接顔を見られません。
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いらへに何とかは。ただ「うけ給はりぬ」とて立ち出で待るに、さうざうしくやおぼえけん「この香失せなん時に立ち寄り絵へ」と高やかに言ふを、、、
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「わかりました。」と立ち去ろうとしたら
「臭いが消える頃いらしてくださいね❤️」
と声高に言われます。匂いもきついので逃げ出そうとすると「毎晩会っているのだったら昼間にんにく臭くても恥ずかしくないです」と歌を返してきたのでもう会わなくなったと話します。
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尓して其の咋ひ遺れる蒜(ひる)の片端を以ち、待ち打ちたまへば、其の目に中り、打ち殺しつ。『古事記』
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ヤマトタケル命が足柄を越える時、食事をしていると土地の神が白い鹿になって現れます。
食べかけの大蒜を投げつけたら鹿の目に入って死んでしまったという場面です。
先日、碓氷峠に「あづまはや」と言った場所がありました。
『古事記』では足柄峠、『日本書紀』では碓氷峠ということになってます。
大蒜たっぷりの料理は大好きな人は多いですが、、大蒜をたくさん食べた後の大蒜臭い人が大好きというのは聞いた事がありません。
いろんな意味で虫除け効果はあるようです。
悪縁、くされ縁を断つなら揉めるより大蒜たくさん食べたほうがスムーズで早いかもしれないですね😃
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