【思わず漢字が好きになる28のとっておきの話】安倍基雄 著

思わず漢字が好きになる「28のとっておきの話」/安倍 基雄
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毎日1分!朝活読書。

vol.285  2011年6月26日配信

『思わず漢字が好きになる28のとっておきの話』

安倍 基雄 著

プレジデント社


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「原稿を推敲する」という文章も、
ちょっとおかしいと感じる人は
相当に年配の人で、若い人は、
当然のことと考えるかもしれない。

本文より

▼「故郷、古里?」

シドニー在住経験のある著者が
漢字の細かいニュアンスを取り上げつつ
漢字の面白さを語った一冊です。

春夏秋冬に魚へん、心、木へん、草冠、虫などを
組み合わせた漢字を例に挙げ
語源から日本人の四季の感覚を
探っている件は興味深いところです。

この意味はこうだという
学術的なものではなく

語源なども解説されてありますが
あまり重くならずに漢字に
興味を持つのに良い書物です。

ぜひ読んでください。
_____
▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

昨日、漢字検定準2級を一度も書き取り練習をせずに
受験した方とお話しする機会がありました。

過去問は完璧にしていったそうですが、
書き取り練習をしない練習方法で勉強したそうです。

突然、漢字を書きたいと思うのも無理なので
まずかんじに興味を持ってみようと思い
読んでみることにしました。

この中に帰省ラッシュの新聞記事で「古里」と
書いてあるのに抵抗感があるという
一文が有りました。かえるのは「故郷」ということです。

親類が東京ばかりで夏休みに「いなかに行く」とか
「帰省」ということに縁がなかった私には
「ふるさと」ということばにあまり実感を
もっていません。

そんな事を考えていたら「おふくろの味」って
何だろうと思っていた幼少のころの感覚が
よみがえってきました。

コマーシャルなどで「おふくろの味」って
よく聞きますが、はて「おふくろ」なんて
よんだこともありません。
テレビの学園ドラマで主人公が使っている
ドラマ言葉のような感覚しかありません。

食堂に行っても
家で食べていたものとは全く違って
「おふくろの味」と言われるものに
「おいしい」と思う感覚はあっても
「懐かしさ」という物は全くありません。

「なつかしいような感じ」というのはわかりますが
「懐かしく」は無いわけです。

高度成長期の都会育ちの人が本当に
「なつかしい」と感じるものってなんでしょうね。

「故郷、古里どちらにかえってますか?」

感想いただけると嬉しいです
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森澤勇司(もりさわゆうじ) 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される

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曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓