技術×やる気
技術×やる気→自分の立ち位置
今日は朝から体調不良、、
そのまま舞台に行きたんたんと勤めました。午後の予定はキャンセルして休んでました。
やろうと思ってできない時や、ここっていう時にこけたりすると「つかえない!!」という言葉がネオンのように浮かんできます。
いまは直接は言われなくても思われてること多いかもなぁ
かつてはよく言われていたなぁと思いつつ宮本武蔵 著『五輪書』を開いてみる。
大工の3段階
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「統領において大工を使ふ事、その、上、中、下、を知り、或いは床廻り、或いは戸障子、鴨居、天井己下、それぞれに使いて、あしきには根太(ねだ)を張らせ、なお悪きにはクサビをけづらせ、人を見分けて使えば、其はか行きて、手際よきもの也」『五輪書』
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彫刻ができたり細かい細工ができるような大工には、床の間や戸や障子、鴨居などその家の美観や動きの精度が必要なところは技術の高い大工にさせる。
高度な細工はできなくてもよい大工には床の下の横木を張らせる。
そんな技術がない大工にはクサビを削らせる。
必要なものを必要な技術を持った人に担当させると効率よくできると兵法を大工に例えて宮本武蔵は語っています。
スムーズに進ませるのに必要なことは
・物事をゆるさざる事→すみずみまで注意すること
・たいゆうを知る事→使い所を適切にする事
・気の上、中、下を知る事→やる気を確認する
・いさみを付るといふ事→勢いをつける事
・無体を知る事→限界を知る事
技術はあってもやる気がない、技術がないのにやる気だけはある
こういうギャップが生きづらさかなとも思えてきます。
そんなにやる気がないのに任される仕事が高度で、やる気ないんだけどできてしまう。
やる気と元気が自慢です!!と言っても技術がなさすぎてクサビけづりしかさせてもらえない。
そう思うと時代が変わっても「技術」×「やる気」で自分の任される仕事や居場所が決まってしまうようにも思えてきます。
※画像はAIで作りました。
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