日本書紀完読に向けて27週敏達天皇外交記録
27-0706
334→339
340→345
346→347
④−1
016→021
022→027
028→033
「久須尼自利」という新羅の言葉について触れている。このほかにも朝鮮半島の言葉が混在してない物なのか興味が湧く。領巾について銅鐸という説をどこかで聞いたが思い出せない。気にしておく。
外国人の移民も昨今問題になっているが、日本書紀当時から移民も多かったのだろうと思う。江戸時代にも外国人はたくさん住んでいるので、第二次世界大戦前後の空気感とか常識がいまにも引き継がれているように思う。親祖先に対しての善意の思いと情報は切り分けていきたい。
仏像にほとけのみかたという読みが当てられていることが面白い。
敏達天皇のところまで来て、やはり神代とはこれから起こることの設計図が描かれているように思えてくる。人間関係のテンプレートのような感じ。
また前巻に引き続き朝鮮半島の情勢が主になっている。この国内のことがあまり描かれてないところが非常に不思議な感じがする。外交記録のような役割を果たしていたようにも感じられる。日本的な手法かもしれないが、あえて外国との対応を描くことで当然いるはずの担当者の存在を現しているようにも思う。日記に役所に行ったことを記録する際も、自分が手続きに行ったことは記載するが担当者や役所の様子を事細かに記さない。そんな片側の描き方は現在でも同じかもしれない。
感想いただけると嬉しいです
The following two tabs change content below.
森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 鳥追 - 2024年12月25日
- 日本書紀 完読会 11週目感想 - 2024年12月25日
- 日本の成り立ちアーカイブ - 2024年6月4日
- 日本書紀 完読会 38週 感想 - 2024年4月21日