武士道 新渡戸稲造
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朝活読書 vol.46 2010年10月30日配信
『武士道』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #46
「刀はなんですか?」
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◆〈2〉今日の一冊
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『武士道』
新渡戸稲造 著
矢内原忠雄 訳
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5千円札でおなじみの新渡戸稲造さんの著書です。
1899年著者38才の時の著作です。
古典の名著というのは選書の際に精神的な壁を作りやすいようですが、
本文は正味140pほどの分量しかありません。
章立ても17に分けてあるので手に取ってみれば読みやすい本だと思います。
12章、腹切り、敵討ちは当然としても著者の精神を踏襲するためには
現代社会に置き換えて解釈する必要があります。
タイムスリップしたつもりで読み進め、現代に持ち帰り実践する
という読書方法がお勧めです。
17章で語られている武士道の将来を確認することができると思います。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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おはようございます。森澤勇司です。
「武士道」とか「サムライスピリッツ」などと巷で叫ばれていますが
日本人は「刀」を捨ててしまったことを自覚すべきではないでしょうか。
歴史というものも活字になったものは出版されています。
明治以前の原点をスラスラ読める、又は読んだことがあるという方は
どれほどいるのでしょうか。
レオナルド・ダ・ビンチの文字は読めても、
平賀源内の文字は読める人が限られてしまいます。
活字しか読めなくなれば歴史は消滅します。
源氏物語や平家物語も現代語訳が出版されています。
100年後は日本の古典は英訳されて日本人が読むように
なるのではないかと予想しています。
教育関係者の方々には特に考えていただきたい問題です。
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