【名刀伝】牧 秀彦 著
- 剣技・剣術〈3〉名刀伝/牧 秀彦
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毎日1分!朝活読書。
vol.273 2011年6月14日配信
『名刀伝』
牧 秀彦 著
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▼「絵の中のものに名前が?」
「丹州大江山に住す通力自在之山賊を
源頼光公此太刀にて討し申伝候」
歴史を描いた絵画の中に出てくる刀が有ります。
絵で見れば同じように見える刀ですが
それぞれに特徴や名前がついています。
そうした実在している名刀を集めた一冊です。
酒呑童子の首を切り落としたと伝えられる
「童子切安綱」
能「小鍛冶」に登場する宗近が打ったという
国宝「三日月宗近」(子狐丸は消失)
鵺退治の源頼政が愛用していた「師子王」など
現存している名刀の写真も掲載されています。
また義経の今剣が実は小鍛冶宗近が
鞍馬山に奉納した大太刀を短くしたという伝説や
静御前の薙刀や弁慶の岩融も宗近が鍛えたという
エピソードは能楽ファンにもおすすめの内容です。
多々満仲(能、仲光、満仲)の膝切、髭切と能・土蜘蛛
の頼光の蜘蛛切の関係などマニアックに
能を楽しみたい方のガイドとしてもおすすめです。
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▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
刀は普段使う事もなく伝説の名刀は博物館でしか
見ることはできませんが、
この刀の本を読んであらためて思うのは
能舞台というのは、まさに動く美術館です。
伝説の中の装束や面が実際に舞台に使われています。
伝説の剣豪が実際に見た
面、装束が舞台で見ることが出来るという
環境って凄いことですよね。
「絵の中のものに名前が?」
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