なぜ本番でしくじるのか

こんにちは!

能楽師 森澤勇司です。

能の舞台はほとんどが本番一回です。

同じ曲を何日かする連続公演殆どありません。

「申合せ」というリハーサル一回で本番というのが比較的多いパターンです。

さてその申合せもはじめから終わりまで装束をつけて全曲することは稀です。

曲の主要な部分を通して演じます。

前後に場面に別れている曲で真ん中の狂言の

部分を申合せですることも殆どありません。

ですから本番だけでしかしないという

ぶっつけ本番の部分がかなりあります。

そんなことで興味を持って読んでみたのがこちら

「なぜ本番でしくじるのか」

プレッシャーに強い人と弱い人

スポーツだったりスピーチだったりいろいろ本番と言うのはあるわけで

生きている日常自体が常に本番です。

本の内容はプレッシャーに強い人、弱い人がテーマです。

この本の内容とは別になりますが私が気をつけていることって何か思い返してみました。

◆楽屋に早く行くこと

 

本番ギリギリだったり共演者の方が用意が終わっているところにやってくると時間に間に合ってもなんだか遅刻したような気分になるものです。実際に「遅刻」はしていませんが、「遅参」です。早く行って居るほうがいいですね。時間の余裕は心の余裕に通じます。

◆会場までの行き方をよく確認しておく

慣れている能楽堂ならさほどでもないですが、知らない会場にいくと入り口や楽屋口を探すのに意外にに手間取ります。インターネットや電話で事前に確認しておくだけで交通の不安は軽減されます。交通手段の確認は心の余裕に通じます。

◆稽古は通してする

稽古でうまくいかないところをやり直すと「やり直しグセ」が付きます。

本番ではやり直しはできませんから稽古のときは本番と同じく通して最後までやっていきます。

まだまだありますが、、、長くなるので思い立ったときに記事を追加しておきます。

 

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される