【記憶できる読書術】矢沢 大輔 著
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毎日1分!朝活読書。
vol.319 2011年7月30日配信
『記憶できる読書術』
矢沢 大輔 著
実務教育出版
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『アクティブブレイン協会の「アウトプット速読法」は
この厄介な脳の特徴をふまえた読書術です。そして、
早く読む事よりも「記憶に残す」ことに
焦点を当てています。』
本書より
▼「栓とは何か?」
コピーライターであり、ワインソムリエであり、
アクティブブレイン協会認定マスター講師
という数々の肩書を持つ矢沢大輔さんの新刊です。
「ワインの言葉」
本の内容をふかく理解するための
読書の仕方がわかりやすく解説された一冊です。
まず基本的な考え方としては
「アウトプットすることでインプットされる」と
著者は語っています。
一見逆のような理論ですが、この点が
読書をする心構えとして非常に重要な
点になっています。
頭に入れたものが100%使えれば
こんなにいいことはありません。
また読書の方法だけにとどまらず、
著者が講師を務める
アクティブブレインセミナー(記憶術)の
記憶法を惜しみなく解説してあります。
また
「リッツ・カールトンが大切にする
サービスを超える瞬間」
「誰とでも15分以上 会話がとぎれない!
話し方66のルール」「キュレーションの時代」
以上3冊の著者のアウトプット例が掲載されているので
「方法は分かったけれどもどうやったらいいのか」
というストレスは感じずに通読できると思います。
本棚に並んでいる本の背表紙を見て
「この本はどういう内容だったか」
すべて語れる人には本書は必要ないと
矢沢さんは語っています。
この本を読むかどうか、本棚をざっと
見渡して判断しても良いのではないでしょうか。
是非読んでください。
_____
▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
「アウトプットすることによって
インプットされる」
という言い方はカタカナ文字なので、
なじまない方も多いと思います。
ところが、音楽やスポーツでは定説に
なっている考え方です。
「人に教えることによって自分の身についてくる」
というのは古典の世界でも昔から言われている
根拠のある考え方です。
この本を読んで「風呂の栓」が
頭に浮かびました。
読んだ本をどう読むかという心構えは
風呂に栓をすることに似ていると感じました。
風呂にはコップより多くの水が入りますが、
栓をしていなければ、
どんなに蛇口からでる水の量を
増やしても満たされることはありません。
どんなに読書量が多くお金や時間を
投入しても栓がないのでは
ちょっと悲しいですよね。
水がたまらない時に
「蛇口のからでる水の量を増やす」
と感じている方、(例えば成績が上がらないから
塾を増やす、収入が上がらないからセミナーに行くなど)
実は栓をするということを忘れていないか
確認してみる事も必要ではないでしょうか。
「栓とは何か?」
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