六韜、竜韜、第二十六、軍勢
目次
敵を攻めうつにはどうすべきか
相手の動きによって生じるもの、
変化は両陣営の間に起こるもの
奇襲と正攻は見分けがつかない情勢の中から発生する
戦とはどう展開するかわからないものということが前提になる
◆変化が前提になるものなので秘策、用兵策も一言で決められるものではない
事態の進展にしたがって変化させるため定形があるものではない
どんなに変化があっても変わらないもの
すみやかに事を運び臨機応変に敵から制圧されないことが戦いの根本になる
そのために敵の
①軍情を聞いてはいかに破るかを評議する
②軍形をみてはいかに撃破するか計画し
③方術を知ってはいかに困らせるかを考える
その作戦を知られることは軍が危険にさらされる
優秀な将軍はどう戦うのか
戦陣を敷く前に智謀で敵を制圧している
国難を取り除く将軍はことが生じないうちに処理してしまう
敵に勝つものは相手から攻撃される前に勝つ
◆理想的な戦いは戦わずして勝つこと
一見して勇猛果敢に見える将軍とは
◆刀を交える勝敗を競う戦争にもちこんだ将軍は良将軍とはいえない
◆後回しにして時期を失ってから準備に入るものは聖人とはいえない
◆知恵が凡人と同じでは一国の師とは言えない
◆技術が凡人と同じでは名工とはいえない
重要な4つのこと
①軍隊は必勝
②用兵は沈着に
③兵を動かすには敵の不意をつく
④謀は相手に知られないこと
勝利を得るときは自軍の弱体を的にみせたあとに戦う
そうすれば敵の半分の兵員で、敵の2倍の戦果を上げることができる。
聖人の戦い方とは
天地自然の動きに順応する
万物の生と死、変化の法則にしたがって行動を決める
形成をみないで戦えば必ず敗北する
巧妙に戦うものは乱されることなく
勝機と見れば兵を起こし
不利と思えば直ちに戦いを止める
◆最大の害はグズグズしていること
決断の躊躇が軍を滅ぼす
戦いのうまい将軍は
利があると思えば機会を逃さず
時期と思えばすぐに決断する
智将は機会を逃さず
巧みなものは決断したら猶予はしない
例えるなら突然の雷音に耳をふさぐ暇もなく、稲光に目を塞ぐ暇もないくらいの迅速さ
将軍が口に出す前に機敏さで動くのを神業という
形に現れない敵の弱点を見破って勝つことを明智という
◆この神明の道をしる将軍には敵も対立する国も無い
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