新語はこうして作られる
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あなたもできる!朝活読書
vol.152 2011年2月13日配信
『新語はこうして作られる』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #152
「ケータイ?」
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◆〈2〉今日の一冊
『新語はこうして作られる』
窪薗 晴夫 著
岩波書店
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著者 窪薗晴夫さんは1957年鹿児島生まれ。
大阪外語大学、エジンバラ大学大学院で
言語学、音声学を学んだ言語学者です。
現在、神戸大学文学部教授を勤めています。
(2002)
「ピカリ」から「光」
「浜栗」から「蛤」
「ポケモン」「キムタク」
「まじ」「ケータイ」
日本語として定着しているものから
現在よくみみにする言葉まで
を「足し算型」「引き算型」
「合わせ技」「置き換え」などの
パターンに分けて分析した一冊です。
「とんかつ」や「八百長」などの
語源も解説されています。
今では「携帯電話」を「ケータイ」と
いう事が多いですが15か国比較して
どのような省略のされ方がされているのか
分析しています。
「ホッチキス」「パリーグ」など
普通に使っている方にお勧めします。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
この本を読むまであまり気にしていないことが有りました。
「言っていること、している事の矛盾」です。
同世代より上の人、年下でも部下を持ている人
など言葉に比較的うるさめの方々がいます。
こんな方々に新年「あけおめ」なんていったら
100%訂正されると思います。
「あけましておめでとう(ございます)」
ではこの方々と野球の話をしていて
「パリーグ」といわれたら
「パというリーグが有るんですか」
とか
「パシフィックリーグの事ですね。」
などと言いなおしても大抵は気分を
害することになるでしょう。
こういうことがあっても
「ああ自分も省略語つかっていたんだな」
と反省できる人になりたいですね。
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