言い間違いはどうして起こる?

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あなたもできる!朝活読書

vol.153  2011年2月14日配信

『言い間違いはどうして起こる?』

http://ameblo.jp/yu-o-mo/
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◆《1》今日の一言

◆《2》今日の一冊

◆《3》編集後記

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◆〈1〉今日の一言 #153
 
 「?」

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◆〈2〉今日の一冊

『言い間違いはどうして起こる?』

寺尾 康  著

岩波書店
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著者 寺尾康さんは1959年生まれの
言語学者です。常葉学園短期大学助教授、目白大学助教授を歴任し静岡県立大学国際関係学部助教授に任命されています。(2002年発刊当時)

日常生活での言い間違いにとどまらず
言葉で生活している方々、アナウンサー、
俳優、の言い間違いの例を挙げて検証しています。

思っていたことと逆の事が口から出てしまったり、
数字や日にち伝えようと思っていることと
違うことを口走って言い直したりした
経験はないでしょうか。

映像ならばNGでやり直しですが、
生放送や舞台ではそういうわけにはいきません。

性的な言葉やタブー語を抑制した言葉が
つい口から出てしまう現象を分析した
「フロイト的言い間違い」という検証ではなく

表面に現れた言葉の現象のみにスポットをあてて
様々な角度から分析しています。

一言でいうと「醤油とウスターソースをなぜ間違えたか」

意味連想系や音韻レベル、子音と母音の関係など
深層心理から切り離したデータと図解で
理解が深まります。

言い間違いの原因を突き詰めたい方には最適の一冊です。

複数モーラ、アクセント、句、助詞、活用、否定、
助動詞など言い間違いが起こりやすい
パターンが語られています。

ビジネスの場でも重要な場面で思っても
いないような言葉が口から出てしまった
経験のある方。

セリフなど何度も繰り返して忘れていないのに
別の言葉が口から出てしまった経験のある方。

日常生活で言い間違いをする事を気に病んでいる方。

原因がはっきりすると、
気持ちが楽になるのではないででしょうか。

ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記

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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

例に出ている
音韻レベル、語彙レベル、語彙概念レベル
の表に感心しました。

・音韻レベル

S E N N U K I

・語彙レベル

栓抜き

・語彙概念レベル

日用品

これらが相互に行ったり来たりしながら
別の物になってしまいます。

語彙「栓抜き」→「線引き」

語彙概念
日用品「栓抜き」→「缶切り」

音韻
「栓抜き」→「しみぬき」

一例ですがこんな風に変わってしまうようです。

文字で書くと「そんなことないよ」と
思てしまう言い間違いです。

私の場合は少し経ってから気が付くことが
良くあります。

「サインペン」を

「ボールペン」といって

しばらく話した後に

「あれ、今、ボールペンて言ってたぞ。」

と自分で気が付くのです。

たぶん気が付いてないことも
沢山有るんでしょうね。

あまり意識過剰になると

「フロイト的言い間違い」

の原因になってしまいます。

間違いを気にしすぎると、
次にすべきことを見失ってしまします。

間違えたときは前方に集中することが
次の間違えを防ぐ方法の一つだと思います。

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言い間違いはどうして起こる? (もっと知りたい!日本語)/寺尾 康

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される