魚へん漢字講座
- 魚へん漢字講座 (新潮文庫)/江戸家 魚八
- ¥460
- Amazon.co.jp
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あなたもできる!朝活読書。
vol.225 2011年4月27日配信
『魚へん漢字講座』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #225
「あなたにとって鰹とは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『魚へん漢字講座』
江戸家 魚八 著
新潮文庫
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楽天
http://books.rakuten.co.jp/rb/1703919/
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著者 江戸家魚八さんは
ライター兼編集者です。
お寿司屋さんの茶碗などに書いてある
魚へんの漢字を集めた楽しい本です。
魚へんの漢字の読み方だけではなく
イラストと食べ方や美味しい季節まで
まとめれています。
●この本を一言でいうと
「半分」です。
●おすすめのポイント
「鰯」「鰹」「鮎」などポピュラーな魚から
漢字のあらわす元々の意味も説明されているので
魚好きにはたまりません。
「鰹(カツオ)」には長く巻きつく魚という意味もあり
「うなぎ」という意味が有るとか
「鰌(ドジョウ)」のつくりの「酋」は
ミミズの意味を表すそうです。
ドジョウの鳴き声「シュウ」の
擬声語を「酋」とした説や
「泥鰌」「鯲」の「於」など
ドジョウ一種だけでも様々な角度で
楽しめます。
江戸っ子、落語好きの方には
特にお勧めします。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
もともと漢字が表している魚と
現代の日本であらわしている魚は
ずいぶん違っています。
たとえば「鮎(アユ)」これは
もともと「ナマズ」だそうです。
「鰒(フグ)」は「アワビ」です。
音読みの「ふく」から転用したらしいですね。
さてその「鮑(アワビ)」の古い読み方は
「アワビ」「ナマズ」「マス」「コノシロ」
「シオウオ」などなど、、、
「腹を開いて塩漬けにした魚」というのが
本来の意味だそうです。
言葉の変遷は面白いですね。
「あなたにとって鰹とは?」
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