謡本リフォーム
ごきげんよう!
能楽師 森澤勇司です。
本日は2月に思い切って修理に出した謡本が
出来上がってきました。
そのまま使っている方も多いのですが、、、
やはり稽古で毎日使うものですし、、、、
何よりも気持よく開きたくなるふれたくなる
身の回りのものはいつも綺麗にしておきたいものです。
謡本なので修理などタブーで
朽ち果てないようにそっと使うようにして
10年位経ちました。
能楽を始めてから30年たち、、
稽古の時にも開くたびに気になるようになってきたので
思い切って謡本4冊リフォームすることにしました。
壊れないか気になる所があれば
自分では集中しているつもりでも
何%か集中力が奪われます。
これはやはり長期で見たら良いことではありません。
30年使っているので表紙は補修しながら
こんな状態になっていました。
一週間の修理期間の後、こんなに綺麗になりました。
美しい装丁です。
稽古そしていない時にも前においておきたいくらい
綺麗になりました。
舞台に直接上がるものではないですが
稽古で使うもの、自分にとって大切なモノは
いつも綺麗にしておきたいですね。
ものを大切に使うこと稽古ですね。