日本書紀完読に向けて7週目反勢力は完全消滅【日本書紀7】
07 0217
228→233
234→239
240→245
246→251
252→257
258→263
能にもなっている葛城の「土蜘蛛」が現れる、これが源頼光の時代にたたってくるというのは因果応報の期間の実例として示されているのだろうと思う。因果応報にはすぐ、中期、長期と現象として現れる期間があるが日本書紀では非常に長い時間をかけて返ってくる因果応報の種が示されているように感じる。
長髄彦という名前も手長足長に通じているようにもスネオのようにひねくれているようにも感じられた。名は体を表す。またそうしたものをあっさりと誅するというのが祓いというものだと感じる。肉体を持っていても持っていなくても命が継続するなら、その命を祓う。そんな罪悪感のないことが和という言葉だがおおく勘違いされて使われているように思う。
大壮が訳されてしまっているが易経の雷天大壮の意味が含まれている。やり過ぎということに通じているということを押さえつつ読みたい。
また屯、蒙、乾と易経の卦が話の流れの区切りになっているようにも思えた。
欠史八代と言われる。第四巻に入った。書いてなければないというのが学問の世界だそうだ。
本当だったかどうかは確実なものはないようだが人がいれば親がいるのはあたり前で5代がいれば誰かしら親は必ずいる。
そういう祖先を崇拝するために名前をつけたとしてもそれはいいのではないかと思っている。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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