日本書紀完読に向けて32週五色の雲が空を彩る
32-0810
178→183
184→189
190→195
196→201
202→207
208→213
旧暦7月、今の9月前後に台風らしき物が来ている。今より少し早めの季節感。新嘗がないときに雲が無く雷が鳴る。先日の雷と今年の状況のイメージかぶる。
入鹿が本当に海のイルカのことだというのは驚いた。これは聖書の天幕の材ジュゴンと関係があるようにも思えた。
皇極天皇の時代にも雷の記述がある。天文現象は数百年単位の大きな流れで繰り返しているようにも思える。
高麗、百済、新羅の使いが帰国した後に地震が続く。このときにも予想する基準があったように推測できる。後付けで地震の兆候として、雷の記述をつけたようにも思える。今までも同じような天文現象はあっただろうが大きな事件の前にしか明記されない。
皇極天皇の時には気象現象の記述が多くなる。観測が発達してきたのか。女帝だからあえて記述を変えているのか。男性は外交、女性は国内のことを中心に描かれるのか他の資料とも見比べていきたい。
ここに来て小猿という例えが出てくる。この例からすればかつての怪物立ちも人だったのだろうと推測できる。
毎週の感想を見直してみる。これ自体が人生の縮図であり未来予想図だと思う。なにに興味をもち何を残しているのか。これから何に興味を持ち何を残すのか。今感じていることがすべてだと思えるようになった。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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